平成26年度埼玉県公立高等学校入学者選抜の学力検査が、3月3日(月)に実施された。最終志願状況によると、全日制の募集人員39,841人に対し志願者数は46,947人、志願倍率は1.19倍となった。 難関高校に高い合格自責をもつSAPIX中学部(サピックス)の協力を得て、学力検査の「英語」の講評を速報する。この他の問題についても同様に掲載する。 ◆<英語>講評(SAPIX中学部 提供) 大問構成、難度ともに大きな変化はありません。【2】では文脈把握だけでなく文法に関する基本的な問題も出題されています。【3】と【4】は適語や適文を補う問題や内容一致問題など、文脈把握に関する問題が中心になっています。また、【3】と【4】の両方に日本語と英語の記述問題が含まれています。【1】リスニング問題 例年通りの出題です。対話文と質問が英語で放送され、答えを絵や図の中から選ぶ問題が3問、ある場面の説明と質問を聞き、答えを選ぶ問題が2問、1つの対話文に関する質問に日本語で答える問題が3問、1つのスピーチを聞き、答えを選ぶ問題が3問でした。【2】物語文の読解 姉妹が両親のためにプレゼントを買うという内容でした。【2】~【4】の中では最も短く内容もとらえやすい文章なので、確実に正答したい大問です。昨年出題されたイラストを選ぶ問題の代わりに、本文の内容を踏まえた部分的な英問英答が出題されました。【3】対話文の読解 健康的な生活を送りながら勉強に励むよう、先生が生徒にアドバイスするという内容でした。生徒が疲れていないか気遣う先生と、生徒の“Thank you for (A) about me.”という発言からworryingを導き出す問1は、苦戦した受験生が多かったかもしれません。【4】物語文の読解 身の周りの木々が切り倒されることに悲しみを感じた中学生が、環境を守るために友人と活動することを決心するという内容でした。問4の要約文完成問題では、本文中にはない単語を補う必要があります。特に(2)では、本文中のneedを前後の単語に合わせてnecessaryに変えなければならず、同意文完成問題に慣れていない場合には難しい問題でした。【5】条件英作文 「自分の行きたい場所」について5文以上の英文で書く問題で、ifとhaveを使うよう指示があり、「もし~なら」を表すifと、現在完了についての理解が求められます。さらに3文目以降ではその場所に行きたい理由などをまとめる必要があります。=== このレポートは2014年3月4日(入試翌日)に分析速報としてSAPIX中学部により作成されたもの。埼玉県の入試に関する詳細な分析は、下記の入試分析会で報告される予定だ。また、埼玉県公立高校入試のためのシミュレーションに最適な公開模試も実施する。・埼玉県難関高合格セミナー(3月21日)・埼玉県立難関校入試プレ(8月6日・10月19日)
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