【中学受験塾】早稲アカ:大量演習・大量宿題などのハードルと解決策

春期講習も終盤に差し掛かり、来年の受験に向けた授業もいよいよ本番。ゴールデンウィーク前には、学習のペースをつかんでおきたい。早稲田アカデミーの3つのハードルと解決策について、中学受験情報局「かしこい塾の使い方」に聞いた。

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 春期講習も終盤に差し掛かり、来年の受験に向けた授業もいよいよ本番。ゴールデンウィーク前には、学習のペースをつかんでおきたい。早稲田アカデミーの3つのハードルと解決策について、中学受験情報局「かしこい塾の使い方」に聞いた。

 早稲田アカデミーの3つのハードルは、「量演習・大量宿題で1週間が過ぎてしまう」「効率の良い家庭学習の時間が作れない」「週例テストは好成績でも総合回や公開テストでは大幅に順位を落とす」。

・大量演習・大量宿題で1週間が過ぎてしまう

 適度な分量・レベルの宿題を家庭でしっかりとこなすことは成績向上にとって必須事項となる。精神的にたくましい生徒や、もともと処理スピードの速い生徒は、より大きな負荷をかけることによってどんどんたくましくなり、学力もぐんぐん伸びる。

 しかし多くの生徒たちは、熱血指導・過負荷の塾の雰囲気に萎縮してしまって質問すらできず、予習シリーズとオリジナルテキストのダブルベイシックから出る大量の宿題をこなすことだけで精一杯という状態に陥ってしまう。

 そして、悪くするとスランプをきっかけに受験勉強にも疲れてしまい、もうやる気が起きない、と悪循環に陥る。

 何度も類似題を演習するために、やった問題については得点できる。これは非常に大きなメリットだ。

 しかし、各学習項目の最初の段階で考え方をしっかりと腑におちた状態にしてから解くだけの時間や気持ちの余裕が持てないために、本当の理解をしないで問題をただ「覚える」勉強になりがちだ。そうなると、少し応用された問題になると、途端に鉛筆が止まってしまうことになる。

・効率の良い家庭学習の時間が作れない

 早稲田アカデミーは「四谷大塚」の「予習シリーズ」を用い、四谷大塚のカリキュラムに従って授業が進む。5年生以降、難関中を目指すならSSクラスへの入室が必須になるが、これはSS選抜試験と月例テストの成績によって決まる。また、6年生になればNNが設置され、選抜テストも行われる。

 もともと過負荷な指導方針であることから、多くの生徒たちの1週間は、ワセアカの宿題消化に追われることになりがちで、SS選抜の対策やNN選抜の対策のための家庭学習の時間をつくり出すことが難しいのが現状のようだ。

 少人数制であることのメリットを考えると、ワセアカの先生方とより意識的にコミュニケーションを取ることができるように心掛ける必要があるかもしれない。

・週例テストは好成績でも総合回や公開テストでは大幅に順位を落とす

 「習うよりも慣れろ!」は受験の本質だが、一部でしかない。

 家庭学習のすべてをこのようにやっていくとどうしても負担過多になり、覚えるだけの学習に陥る。なにより応用力がつかない。

 大量の問題を闇雲に「消化」していくことを続けていると、「どんな方法で解答したか」という記憶が残っている間だけの、命の短い得点力になってしまう。

 週例テストで好成績を残すことができる生徒が、公開や総合回になるととたんに成績が落ちてしまうのは、ほとんどの場合、日常の家庭学習が大量演習をこなすだけの学習方法に落ち込んでしまっているからなのだ。

 四谷大塚のテキストで導入部分の理解を深め、「これがこうなって、だからこうするとあれが出て、最後にこうするとこうなる。」というように、自分の言葉に置き換えてしっかりと理解を深めていく学習を意識的に行うこと、そしてその時間を確保することが大切だ。

 しかも、大量演習の学習習慣に麻痺してしまう前に行っておくことが効果的といえる。

・解決策

 早稲田アカデミーの大量の宿題を、すべてしっかりこなすことにこだわりすぎないのが良いだろう。

1 今軽々と解ける問題
2 もう少しで解ける問題
3 今の学力では難しすぎる問題

 このうち、2の「もう少しで解ける問題」を完全に理解し、自力で解けるようになる丁寧な家庭学習が効果的だ。お子さんにとって、この判別は異なるので、お子さんの今の状態をよくわかっている、塾の先生などの力を借りることも必要だ。

 宿題の中で1のタイプの問題を処理するのに時間がとられているようなら、注意が必要。「やっていかないと叱られるから」と仕方なく全部やっていると、「宿題をこなすために」学習を続けるような状態になってしまう。

 こうなってしまうと、じっくり考える時間が減るため学習に面白みがなくなり、どんどんお子さんのモチベーションが下がってしまう。

 あまりに宿題に時間がかかっているようなら、保護者の方が塾の先生に相談し、宿題量の調整をしたほうが良いだろう。
《編集部》

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