抜けた乳歯を投げる風習、実践しているのは5割

 丹平製薬は、1~5歳の子どもをもつ家庭を対象に、虫歯予防に関するウェブ調査を実施、その結果を発表した。下の歯が抜けたら屋根の上に、上の歯は縁の下に投げるという風習など。

生活・健康 健康
下の歯が抜けたら屋根の上に、上の歯は縁の下に投げる風習の実践
  • 下の歯が抜けたら屋根の上に、上の歯は縁の下に投げる風習の実践
  • 子どもに歯磨きをさせる工夫
  • 仕上げ磨きの1本あたりの回数
  • 親の虫歯経験の有無と子どもの虫歯予防
 丹平製薬は、1~5歳の子どもをもつ家庭を対象に、虫歯予防に関するウェブ調査を実施、その結果を発表した。

 調査結果によると、「下の歯が抜けたら屋根の上に、上の歯は縁の下に投げる」 という風習について、親自身は約8割が実践したことがあると答えたものの、「子どもに対し実践している・しようと思っている」という回答は51%にとどまった。近年は集合住宅に住む家庭が増加し、歯を投げるための屋根や軒下がないということが1つの要因として考えられる。

 次に、子どもに歯磨きをさせる工夫としては、1位は「歯磨きをしたらほめる」、2位は「ママやパパも一緒にハミガキをする」、3位は「子どもに自分で磨かせる」という結果となった。そのほかでは、「歌を歌いながら」「口の中に虫歯菌がいると怖がらせる」などが上位にあがった。

 また、仕上げ磨きは軽い力で1か所あたり20~30回磨くことが推奨されているが、家庭では1か所あたり10回未満が8割、20~30回磨く人は1.6%に留まるという結果となった。今回の結果からは、正しい仕上げ磨きの方法が十分に浸透していない傾向がみられた。

 さらに、「子どもの虫歯予防への意識」については、親自身が虫歯での辛い経験がない場合は、「高い」という回答は15.3%にとどまっているのに対し、親自身が虫歯での辛い経験がある場合は23.2%となった。 自身の虫歯での辛い経験が、子どもの虫歯予防へのモチベーション向上に関係しているようだ。
《水野こずえ》

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