立命館守山とISID、クラウドとSNSを活用した適応学習を始動

 立命館守山中学校・高等学校と電通国際情報サービス(ISID)のオープンイノベーション研究所は5月16日、クラウドとSNSを用いて、適応学習を実践する「RICS(Ritsumeikan Intelligent Cyber Space)プロジェクト」を立ち上げたと発表した。

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 立命館守山中学校・高等学校と電通国際情報サービス(ISID)のオープンイノベーション研究所は5月16日、クラウドとSNSを用いて、適応学習を実践する「RICS(Ritsumeikan Intelligent Cyber Space)プロジェクト」を立ち上げたと発表した。

 RICSプロジェクトは、ISIDのオープンイノベーション研究所が研究開発を進めるアダプティブラーニング(適応学習:個々の生徒の学習進行度に合わせて、適切な問題を最適なタイミングで提供する教育手法)のプラットフォームをもとに、クラウド上に問題単位で蓄積されたデジタル教材を、生徒一人ひとりの習熟度に合わせて、教師や生徒自身が選択し学習する仕組みを授業に取り入れるという。

 また、SNS機能を活用して、生徒同士が教材を評価・推薦したり、わからない部分を教師や他の生徒に質問しながら解決したりするなど、生徒たちが仲間と協働しながら、能動的に学習できる環境を実現する。

 2014年度は、中学校・高等学校1年生全員と担当教師、合わせて約500名がiPadを持ち、英語と数学の2教科からスタート。5月に環境設定、教員への研修、生徒への情報モラル研修を実施し、6月に生徒へiPadを配布。7月初旬より活用開始する。教材は数研出版から提供を受ける。対象教科や教材提供元は、段階的に拡充していく計画としている。
《工藤めぐみ》

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