松阪市立三雲中学校、米アップルのADS認定校に…日本初

 三重県松阪市立三雲中学校は、1人1台のタブレット端末(iPad)環境など理想的な学習環境を実現していることから、米アップルより「Apple Distinguished School 2014-2016」の対象校として認定された。

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 三重県松阪市立三雲中学校は、1人1台のタブレット端末(iPad)環境などの学習環境を実現していることから、米アップルより「Apple Distinguished School 2014-2016」の対象校として認定された。日本の学校が選ばれたのは今回が初めてだという。

 同校は平成23年度より3年間、国からの委託を受け、1人1台のタブレット端末(iPad)環境など、教育の情報化に取り組んできた。また、平成26年度より、松阪市「教育の情報化」推進事業として、ICT機器を活用した教育に取り組んでいる。この4年間の取組みが評価され、平成26年12月に米アップルより「Apple Distinguished School 2014-2016」の対象校として認定された。

 「Apple Distinguished School(ADS)」は、ICTを活用した教育において、革新性とリーダーシップ、最善の教育に関する条件を満たし、アップルの考える模範的な学習環境を体現する学校を選定するプログラム。現在、全世界で百数十校が認定されており、今回初めて日本の学校が選ばれたという。

 今後、同校は日本国内にとどまらず、世界レベルでの交流が生まれ、学校間、教員間、そして生徒間で、先進的な教育について学び合う学校を目指すとしている。

 なお、1月20日には、近畿大学附属高校がアップルの「Apple Distinguished Program」に認定されており、模範的な学習環境のビジョンを体現する学校として認められている。認定には、学校の対象生徒・学生、教員および管理職が24時間365日、1人1台のアップル製のノートブックまたはiOS製品を利用できる環境にあることが必要とされており、学校ですでに実践されている教育プログラムが認定されるという。

 「Apple Distinguished School」「Apple Distinguished Program」それぞれに認定された三重県松阪市立三雲中学校と近畿大学附属高校、国内のほかの学校への影響や今後の取組みが注目される。
《工藤めぐみ》

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