子どもの教育費、中高生がもっとも高く月平均16,079円

 子どもの携帯・スマホの通信・通話料金を支払っている親は52.3%にのぼり、平均支出額は7,558円であることが、ソニー生命保険が3月13日に発表した「子どもの教育資金と学資保険に関する調査」より明らかになった。

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子どもの通信・通話料金を支払っているか
  • 子どもの通信・通話料金を支払っているか
  • 子どもの通信・通話料を支払っている人の平均支出額
  • 学校以外での教育費の平均支出額
  • 子どもの独立までにかかる教育資金の額を把握しているか
  • 子どもが小学生から社会人になるまでに必要だと思う教育資金
 子どもの携帯・スマホの通信・通話料金を支払っている親は52.3%にのぼり、平均支出額は7,558円であることが、ソニー生命保険が3月13日に発表した「子どもの教育資金と学資保険に関する調査」より明らかになった。

 調査は2月15日~16日の2日間、大学生以下の子ども(複数いる場合は長子)がいる20~69歳の男女を対象に実施し、1,000人の有効サンプルを集計した。2014年1月に発表した調査に引き続き2回目となる。

 子ども一人に対し、学校以外での教育費に1か月あたり平均でいくら支出しているか聞いたところ、平均9,757円であった。内訳は、「スポーツや芸術などの習い事」3,335円、「家庭学習費用(通信教育、書籍など)」2,424円、「教室学習費用(学習塾、英会話、そろばん教室など)」3,998円となっている。

 子どもの就学段階別にみると、中高生が16,079円ともっとも平均支出額が高く、小学生(11,004円)、大学生(7,353円)、未就学児(4,528円)が続いた。内訳を比較すると、中高生の「教室学習費用」への平均支出額が9,506円と、ほかの層に比べて高く、高校受験や大学受験に向けた学習費がかかっているようだ。

 子どもの携帯・スマホの通信・通話料金を支払っているか聞いたところ、「支払っている」52.3%、「支払っていない」47.7%。子どもの通信・通話料を支払っている人の平均支出額は7,558円となった。男女別に見ると、男子の親は7,947円、女子の親は7,184円で、男子の親のほうが支出額が高かった。

 子どもの独立までにかかる教育資金の額について、「把握している」8.3%、「やや把握している」43.9%、「あまり把握していない」40.7%、「まったく把握していない」7.1%と、半数以上が把握していることがわかった。

 未就学児の親(248人)に子どもが小学生から社会人になるまでに必要な教育資金はいくらくらいだと思うか聞いたところ、「1,000万円~1,400万円くらい」36.7%、「500万円~900万円くらい」14.1%、「2,000万円~2,400万円くらい」14.1%といった金額帯に回答が集まり、平均額は1,156万円となった。2014年調査の平均予想金額(1,229万円)と比較すると、73万円減少した。
《工藤めぐみ》

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