視力1.0未満の児童生徒が増加傾向、平成26年度学校保健統計調査

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身長の平均値の推移
  • 身長の平均値の推移
  • 体重の平均値の推移
  • 肥満傾向児の出現率(男子)
  • 肥満傾向児の出現率(女子)
  • むし歯の割合の推移
  • 裸眼視力1.0未満の割合の推移
 文部科学省は、平成26年度学校保健統計調査(確定値)の結果を3月27日に公表した。身長は横ばい、体重は減少傾向で推移しており、アトピー性皮膚炎は5歳で過去最低の数値だった。また、裸眼視力1.0未満の児童生徒が増加傾向で高校生は6割が1.0未満だった。

 調査は、国公立、私立の幼稚園、小学校、中学校、中等教育学校、高校の満5歳から17歳までの児童等の一部を抽出して実施。発育状態の調査では全幼児、児童及び生徒の5.0%にあたる69万5,600人、健康状態の調査では同23.8%の333万7,494人を対象に、平成26年4月から6月までに行った。

 発育状態の調査では、身長の平均値の推移は平成6年度から13年度あたりをピークにその後は横ばい。小学校6年男子は145.1cmで前年度から0.1cm増、女子は146.8cmで前年度と同様。中学3年生男子は165.1cmで0.1cm増、女子は156.4cmで0.1cm減。高校3年生男子は170.7cmで前年度と同様。女子は157.9cmで0.1cm減だった。

 体重の平均値は、平成10年度から18年度あたりをピークにその後は減少傾向。小学6年男子で38.4kg、女子は39.0kg、中学3年男子は53.9kg、女子は50.0kg、高校3年男子は62.6kg、女子は52.9kg。どの学年も0.1kg増から0.3kg減だった。

 肥満傾向児の出現率は、平成18年度以降は減少傾向で、23年度以降はほぼ横ばい。肥満度20%以上の出現率が男子でもっとも高かったのは高校3年で10.69%、ついで小学6年で10.28%。女子でもっとも高かったのは小学6年で8.56%、ついで高校3年で8.25%。男子は女子に比べて相対的に高く、地方別にみると、従来通り東北地方に高い傾向がみられる。

 おもな疾病や異常等の推移では、むし歯(う歯)は改善傾向が続き、学校種すべてで前年度より減少している。裸眼視力1.0未満の割合は増加傾向。中学校で53.04%、高校は過去最高だった前年度より2.95ポイント減少したものの62.89%と6割以上が1.0未満となっている。

 アトピー性皮膚炎は、幼稚園で過去最低の2.37%、寄生虫卵保有者は小学校で過去最低の0.13%だった。耳疾患は小学校で5.70%、中学校で4.00%と過去最低となった。
《田中志実》

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