文科省、教育用デジタルコンテンツ審査を開始

 文部科学省は3月より、教育向け映像作品に加え、教育用デジタルコンテンツの審査を開始した。対象となるのは、小学校の算数の教材で、電子黒板の活用を前提としたもの。教育上の価値が高いと審査された作品を同省のWebサイトに掲載する。

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 文部科学省は3月より、教育向け映像作品に加え、教育用デジタルコンテンツの審査を開始した。対象となるのは、小学校の算数の教材で、電子黒板の活用を前提としたもの。教育上の価値が高いと審査された作品を同省のWebサイトに掲載する。

 同省では、映画その他の映像作品および紙芝居について、教育上価値が高く、学校教育や社会教育に広く利用されることが適当と認められるものを選定し、教育に利用される映像作品の質的向上に寄与するため、審査を行っている。

 平成27年3月より、映像作品に加え、教育用デジタルコンテンツの審査を開始した。対象となるのは、小学校の算数の教材。教員が授業で使用することを目的としたものであり、電子黒板の活用を前提としたもの。ただし、一般公開前で、DVDなどの記録媒体により頒布されるものであり、パッケージが明確であること。なお、内容を確認するのに8時間を著しく超えるものや、特定の教科書のみのための補助教材として製作されたもの、個別学習を主たる目的としたものなどは審査の対象外となる。

 審査は、同省が学識経験者による審査会の意見を聴いて行う。教育上の価値が高いと認められた作品を「文部科学省選定」、特に優れた作品を「文部科学省特別選定」とする。選定された作品は、月ごとにそのタイトルと内容などをまとめた「選定一覧」を同省のWebサイトに掲載する。

 申請手続きや審査申請書、審査Q&A、過去の映像作品の選定一覧が同省のWebサイトに掲載されている。
《工藤めぐみ》

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