子どもの食習慣と保護者の学歴・世帯収入の関連、厚労省が調査

 厚生労働省は、9月に実施予定の「乳幼児栄養調査」について、子どもの食習慣と、保護者の学歴や世帯収入との関連を新たに調査項目に加える方針を明らかにした。調査結果は、平成28年2月から3月に公表予定。

生活・健康
平成27年度乳幼児栄養調査の枠組み(案)
  • 平成27年度乳幼児栄養調査の枠組み(案)
  • 子どもの食事で特に気をつけていること(平成17年度調査結果)
 厚生労働省は、9月に実施予定の「乳幼児栄養調査」について、子どもの食習慣と、保護者の学歴や世帯収入との関連を新たに調査項目に加える方針を明らかにした。調査結果は、平成28年2月から3月に公表予定。

 乳幼児栄養調査は、子どもの食生活改善のための基礎資料を得ることを目的に、10年周期で実施。母乳育児(授乳)や離乳食・幼児食の現状、子どもの生活習慣、健康状態などについて調べている。前回は平成17年9月に実施した。

 平成27年度は、新たに「間食の与え方」「食物アレルギーの実態」「甘味食品や甘味飲料の1日の摂取回数」「虫歯予防のための対応」「保護者の学歴」「世帯収入」「保護者の経済的・時間なゆとり感」「母親の就労状況」などの項目を追加し、0歳以上2歳未満と2歳以上6歳未満を対象に実施することを検討。また、学童期の子どもやその保護者の食状況などとも比較検討していきたいとしている。

 今後、関係省庁と9月の実施に向けて検討を行う。11月に集計を開始し、平成28年2月~3月に結果を公表する予定という。
《工藤めぐみ》

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