廃棄しがちな野菜、梅雨から夏を乗り切る保存のポイント…タキイ種苗

 タキイ種苗は、20~60代の女性321名を対象に行った常備野菜と保存方法に関する調査結果を発表した。常備している野菜のトップ3は、第1位がたまねぎ、第2位がにんじん、第3位がじゃがいもだった。

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常備野菜で人気のたまねぎ(写真はタキイ種苗「ネオアース」)
  • 常備野菜で人気のたまねぎ(写真はタキイ種苗「ネオアース」)
  • 常備野菜で人気のにんじん(写真はタキイ種苗「Dr.カロテン」)
  • 常に常備している野菜はなんですか?
  • その理由はなんですか?
  • 冷蔵庫の貯蔵物で廃棄が多い品目はなんですか?
 タキイ種苗は、20~60代の女性321名を対象に行った常備野菜と保存方法に関する調査結果を発表した。常備している野菜のトップ3は、第1位がたまねぎ、第2位がにんじん、第3位がじゃがいもだった。

 本調査は、気温が高い日が続き、食品が傷みやすくなる時期に際し「冷蔵庫の貯蔵物で廃棄が多い品目」や「家に常備している野菜」について調査を行ったもの。対象は全国の20~60代の女性321名で、調査は2015年5月29日から6月2日にインターネットを利用して行われた。

◆圧倒的に多い野菜の廃棄率、常備野菜で人気なのは「たまねぎ」

 まず、「冷蔵庫の貯蔵物で廃棄が多い品目」については、「生鮮食品(野菜)」との回答が70.7%で最多。そのほかには、「加工食品」14.6%や「生鮮食品(肉)」10.3%、「生鮮食品(魚)」7.8%があげられた。野菜廃棄率が高かった年代は40代以上で、野菜を使い切れていないことが読み取れる。

 また、「家に常備している野菜」をきくと、たまねぎが87.2%、にんじんが76.6%、じゃがいもが76.0%と、日持ちする野菜が上位の回答を占めた。そのほか、キャベツやトマト、ネギなども回答を得た。

 「常備している理由」は、「使い勝手がいい」という回答が75.7%でもっとも多く、そのほかには「好きな野菜だから」、「長持ちするから」、などの回答が続いた。回答者は、常備野菜は実用性を重視して購入しているようだ。

 しかし、常備野菜の選別には気をつけている一方で、ほとんどの回答者は野菜の保存方法については特に気にしていない、とする回答が目立った。

◆夏本番のおさらい、野菜を長持ちさせる保存のポイント

 タキイは、夏本番前のおさらいとして野菜の保存のポイントを紹介している。タキイによれば、常備野菜として人気のたまねぎは、風通しのよい場所で籐(とう)などのカゴに入れて保存することが良いという。また、梅雨の時期には、1個ずつ新聞紙にくるめば湿気対策にもなるそうだ。

 常備野菜として人気第2位のにんじんは、湿気に弱いためポリ袋などには入れないことが必要。水分を拭き取り、新聞紙にくるんだあと、夏は冷蔵庫の野菜室で保存するのが望ましいという。

 また、タキイ種苗広報出版部 桐野氏によると、たまねぎやにんじんのほかにもキャベツの保管方法にはポイントがある。

 梅雨の時期のキャベツの保存について、同氏は「キャベツが呼吸できなくなるので、買ってきたらラップは外すこと。ビニール袋に入れ、口は軽く閉じて冷蔵庫へ。1玉丸ごと購入した場合、外側から1枚ずつ使い、使い切れない時は、芯をくり抜き水を含ませたキッチンタオルを詰めておきます。時々は水を含ませて、乾かないようにしてください」とコメントしている。

 そのほか、野菜の保存方法や、野菜を利用したお料理の詳細情報はタキイ種苗Webサイトで閲覧することができる。
《佐藤亜希》

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