オウチーノ総研は6月15日、「子育てと騒音」に関する実態調査の結果を発表した。子育てママの73%が、周囲の騒音や自分たちの発する騒音を気にしていることがわかった。また、騒音が原因で、引越しを考える人もいるようだ。 同調査は2015年6月3日から10日まで、子どもがいる20歳~39歳の既婚女性820名を対象にインターネットによるアンケート調査が行われた。 家の中にいて「周囲の騒音」が気になったことが「ある」と回答した人は58.8%。周囲の騒音で気にしている人が多かったのは、「車・バイクの音」35.1%、ついで「工事の音」19.0%、「子どもの声」14.6%だった。 また「自分たちの発する騒音」が気になったことが「ある」と回答した人は65.4%で、「周囲の騒音」よりも「自分たちの発する騒音」を気にする人が多い結果となった。自分たちの発する騒音でもっとも多かったのは「子どもの声」54.3%、ついで「大人の声」18.7%、「足音」18.0%だった。 住まいの形態別で見てみると、持ち家よりも借家が、一戸建てよりも集合住宅のほうが騒音を気にする人が多い結果となり、賃貸マンション・アパートに暮らす子育てママの77.4%が騒音を気にしていることがわかった。 「子育て中、騒音が気になって引越したことはあるか?」という質問に対し、「引越したことがある」6.8%、「引越さなかったが、引越しを検討した」13.8%という結果だった。 賃貸マンション・アパートだけで見ると、「引越したことがある」7.6%、「引越さなかったが、引越しを検討した」19.0%となり、4人に1人が騒音が原因で引越しを考えたことがあることがわかった。