大東文化大学は2016年度入試より、オールインターネット出願「グリーン出願」を導入する。従来の割引き内容の拡大・充実化を図り「受験生にやさしい」に加え、紙による志願票を廃止するため、自然環境にも配慮した出願制度だという。 「グリーン出願」の特徴は、「受験生にやさしい」と「自然環境にやさしい」という2つの点。願書を請求する、手書きする、などの手間や負担を減らし出願を容易にしたほか、紙の願書をなくすことにより自然環境の保護にも寄与した。 同出願には検定料割引制度も設けられる。同一入試区分内で2つ併願する場合は、2つ目の検定料が無料に、3つ目以降は割引きされる。また、一般前期型のみ、異なる入試区分でも2つ以上併願すると割引きされるため、さまざまな組合せで利用して合格チャンスを広げることができる。センター利用入試でのセット割引きはあるが、一般入試で2学科目が無料というのは、1万人規模の学生が在籍する大学では例がない制度とのこと。 また、大東文化大学では、これまでもビアトリクス・ポター資料館TMの入館料の収入の一部を(英国の)ナショナル・トラストに寄付するなど、自然保護活動に参加してきたという。新たに、入学検定料の一部を日本ナショナル・トラスト協会に寄付することにより、日本の美しい自然保護に役立てる予定。 オールインターネット出願が導入されたのは、同大学によれば「総合大学では初」。入学試験要項や、出願書類については、大学Webサイトで8月下旬より公開予定。