7月7日に文科省で開催された全国学力テストに関する専門家会議では、大阪府教育委員会における結果の取扱いについて「学力テストの結果を高校入試に使用すべきではない」との意見が大多数で、使用を容認する意見はまったくなかったという。文科省としては、専門家会議での意見を尊重する方向で検討する。
これまでの経緯や学校現場での混乱を防ぐという観点から、文科省は大阪府教育委員会との協議には応じるとしている。2015年度については、「学校現場の混乱が生じないというのであれば、使用しないことを徹底してもらいたい。大阪府教育委員会からの要請があれば、協議に応じる」という考えを示した。
なお、全国学力・学習状況調査の取扱いに関する会見は、7月10日の会見動画の12:20より視聴できる。