英検2016年度から「4級」「5級」スピーキング導入、加速する4技能化

 日本英語検定協会は10月30日、2016年度の第1回実用英語技能検定(英検)から「4級」と「5級」にスピーキングテストを導入すると発表した。英語教育の4技能化を踏まえ、英検でも全級4技能化実現に向け準備が進められており、スピーキングテストは全級で受験が可能になる。

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 日本英語検定協会は10月30日、2016年度の第1回実用英語技能検定(英検)から「4級」と「5級」にスピーキングテストを導入すると発表した。英語教育の4技能化を踏まえ、英検でも全級4技能化実現に向け準備が進められており、スピーキングテストは全級で受験が可能になる。

 同協会によると、日本における英語教育が、4技能化に向け取組みが加速している現状にあることから、小中学生や高校生に広く受験されている英検を全級で速やかに4技能化させる必要性を認識。実現に向けて検討を重ね、準備を進めてきたという。

 スピーキングテストは、1~3級においてすでに実施されていたが、2016年度からは「4級」と「5級」にも導入。全級でスピーキングテストを実施する。問題内容や実施方法などはまだ検討段階にあるという。

 これまで「1級」と「準1級」に限られていたライティングについても、2016年度から「2級」に導入することをすでに発表しており、「準2級」と「3級」においても早期実現を目指して準備中としている。

 これにより、2016年度第1回英検からは「1級」「準1級」「2級」が4技能(リーディング・リスニング・スピーキング・ライティング)、「準2級」「3級」「4級」「5級」が3技能(リーディング・リスニング・スピーキング)に対応した試験となる。
《奥山直美》

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