デジタル・ナレッジとZ会、映像コンテンツで学力向上を実証研究

 デジタル・ナレッジは、総務省のICTドリームスクール実践モデルに採択された実証事業の一環として箕面市とZ会ラーニング・テクノロジと提携し、箕面市立第三中学校において学習塾の映像コンテンツを活用した基礎学力向上をめざす実証研究を実施する。

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 デジタル・ナレッジは、総務省のICTドリームスクール実践モデルに採択された実証事業の一環として箕面市とZ会ラーニング・テクノロジと提携し、箕面市立第三中学校において学習塾の映像コンテンツを活用した基礎学力向上をめざす実証研究を実施する。

 デジタル・ナレッジは「映像参考書(教材)の共有と家庭・学校・民間学習塾が連携した反転学習の実施」という提案内容にて総務省のICTドリームスクール実践モデルに選出されており、この度、箕面市立第三中学校を研究校として、放課後に学習塾の映像コンテンツを活用した基礎学力の向上をめざす実証研究を行う。小・中学校のICT化が進められる一方、コスト面での課題も浮き彫りになる中、今回の実証研究を通じてICT環境を最大限に活用しつつ学校現場に負担が少なく継続的・効果的に学力向上をはかる連携モデルの確立を目指しているという。

 実証研究では、箕面市立第三中学の2年生(在籍176名のうち希望者)を対象に、11月24日から12月2日まで1週間の集中学習期間を設定し、放課後に学習塾の派遣講師による指導環境と学校のタブレットを活用して生徒が自由に学習塾の映像コンテンツを利用できる環境を整える。参加生徒は、講師に質問をしながら習熟度に合わせてタブレット学習を進めることができる。集中学習期間は1週間で終了するが、希望生徒は2016年3月末まで引き続き学校や家庭などで映像コンテンツを利用できるという。

 配信される映像コンテンツは数学で、市進ホールディングス・ウィングネットが提供する。集中学習期間の終了後はアンケート調査を実施し、生徒の学習成果やコンテンツの使いやすさなどを検証。デジタル・ナレッジでは、調査結果をもとに今後の連携手法やコンテンツの改善、他の放課後学習の取組みとのコスト比較などを行い、学校と民間教育機関が継続的に連携し続けられるサービスモデルの確立を目指すという。
《畑山望》

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