どこまでわかる? 早慶から産近甲龍、東京12大学まで…大学群名称(まとめ)

 昨今は関東ではMARCH(あるいはGMARCH)や日東駒専、関西では関関同立や産近甲龍など、入試難易度などによる括りが多く用いられており、親の世代には馴染みのない名称もある。

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写真はイメージです。本文とは関係ありません。
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 大学入試がピークを迎えている。今年初めての実施となり注目された東大の推薦入試では、100人程度の募集人員に対し173人が出願。77人の合格者が発表された。

 以前から、東京大学、慶應義塾大学、早稲田大学、明治大学、立教大学、法政大学からなる東京六大学では、スポーツをはじめ大学や学生間の交流が盛んで、人気大学を一括りとして呼ぶ場合に「東京六大学」「六大学」という名称が使われてきた。

 昨今は関東ではMARCH(あるいはGMARCH)や日東駒専、関西では関関同立や産近甲龍など、入試難易度などによる括りが多く用いられており、親の世代には馴染みのない名称もある。こうしたグループに入るのは、伝統校や人気校で話題になることが多いが、どういった大学がグループ化されているのだろうか。

 下記で、関東・関西に分け、一般に難易度が高いとされる順に紹介する。

【関東】
・早慶(そうけい)
 早稲田大学/慶應義塾大学
 言わずと知れた早稲田大学と慶應大学。野球の早慶戦は有名だが、慶應の関係者は慶早とよぶ人もいるようだ。ちなみに慶應義塾のホームページは、早慶と慶早が混在しており、慶應が早慶戦に勝利したときに歌われる「丘の上」の解説には「早慶戦」が使われている。

・MARCH(まーち)もしくはGMARCH(じーまーち)
 明治大学/青山学院大学/立教大学/中央大学/法政大学/学習院大学
 早慶に続く難易度で、首都圏で人気の私立大学5大学を、大学入試の合格発表時期にちなんで命名されたと言われている。同等の難易度である学習院大学を含めGMARCHという呼び方も一般化している。

・日東駒専(にっとうこません)
 日本大学/東洋大学/駒澤大学/専修大学
 首都圏では知名度の高い4大学がまとめられた名称。地方での知名度はそれほど高くない大学も含まれるが、いずれも箱根駅伝の常連校で、多くの受験生を集めている。

【関西】
・関関同立
 関西大学/関西学院大学/同志社大学/立命館大学
 関西の難関私立大学4大学。硬式野球においては関関戦、同立戦が行われている。「関関」は関西大学と関西学院大学のどちらが先かという定義はないようだが、立命館大学のホームページでは慶早戦と同様に「立同戦」という用語が使われている。

・産近甲龍(さんきんこうりゅう)
 京都産業大学/近畿大学/甲南大学/龍谷大学
 関関同立に続くグループの4大学。受験者数を増やし、昨年、一昨年と志願者日本一に輝いた近畿大学も含まれる。

 ほかに、「早慶上智」や「早慶上理」(理は東京理科大)といった私立難関大学の括りもあり、上記に限らず、予備校や学校によりさまざまな名称が使われている。まだ東京12大学として、青山学院大学、慶應義塾大学、國學院大學、上智大学、専修大学、中央大学、東海大学、日本大学、法政大学、明治大学、立教大学、早稲田大学が大学説明会など受験生への情報提供で連携している例もある。
《綾瀬しづか》

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