体罰根絶目指す東京都の「Good Coach賞」、初年度79人表彰

 東京都教育委員会は、体罰根絶に向けた総合的な対策の一環として、2015年度から運動部活動顧問教諭に対する「Good Coach賞」を創設。3月3日に、2015年度の表彰者を決定、ホームページにて公表した。

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  • 平成27年度東京都「Good Coach賞」表彰者名簿(中学校・一部)
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 東京都教育委員会は、体罰根絶に向けた総合的な対策の一環として、2015年度から運動部活動顧問教諭に対する「Good Coach賞」を創設。3月3日に2015年度の表彰者を決定、ホームページにて公表した。

 「Good Coach賞」は、近年全国的に問題となっている部活動などでの教員による生徒への体罰を根絶することを目的に創設されたもの。対象は東京都内の区市町村立中学校および都立学校の運動部活動顧問教諭。生徒の能力を十分に伸ばし、健全育成に努め、人格形成にも良い影響を及ぼすような望ましい運動部活動指導を実践し、多くの生徒から親しまれ、同僚からの信頼も厚い顧問教諭を選考し表彰する。

 創設初年度となる2015年度は、中学校(中等教育学校・前期課程含む)教諭48人、高校(中等教育学校・後期課程含む)教諭40人、特別支援学校教諭4人の計92人が推薦され、その中から中学校教諭43人、高校教諭33人、特別支援学校教諭3人の計79人を表彰者として決定した。

 表彰者に選ばれたのは、新宿区立西新宿中学校の畝村智子主幹教諭(陸上競技)や、台東区立浅草中学校の大島明人主幹教諭(男子バレーボール)など中学校教諭43人。東京都立江北高等学校の斎藤剛慶主任教諭(軟式野球)や、東京都立足立新田高等学校の滿留久摩主幹教諭(相撲)など高校教諭33人。東京都立中央ろう学校の水野尾哲也主任教諭(陸上競技)など特別支援学校教諭3人。

 3月14日には東京都庁第二本庁舎にて表彰式が行われる予定。東京都教育委員会のホームページでは「Good Coach賞」のすべての表彰者を一覧で掲載している。
《畑山望》

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