大学の世界展開力事業「キャンパス・アジア」H22年度…千葉大・富山大がS評価

 文部科学省はこのほど、大学の世界展開力強化事業「キャンパス・アジア」中核拠点支援・平成22年度採択事業の事後評価を公表した。5年間の補助期間を終了した採択大学6件のうち、千葉大学、富山大学がもっとも高いS評価を得た。

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 文部科学省はこのほど、大学の世界展開力強化事業「キャンパス・アジア」中核拠点支援・平成22年度採択事業の事後評価を公表した。5年間の補助期間を終了した採択大学6件のうち、千葉大学、富山大学がもっとも高いS評価を得た。

 大学の世界展開力強化事業「キャンパス・アジア」中核拠点支援・平成22年度採択事業(旧:日中韓等の大学間交流を通じた高度専門職業人育成事業)は、大学が日中韓をはじめとするアジア地域の協力強化が求められる共通的な成長分野「環境・エネルギー」「健康」について、大学院の課程において中国・韓国を中心に受け入れた外国人学生と日本人学生が切磋琢磨し、産業界と連携して実践的教育を提供する取組みを支援していた。

 4段階評価(S~C)のうちS評価は、千葉大学と富山大学の2大学。当初目的を十分に達成し、目標を大幅に上回る効果、成果が得られたと判断された。当初目的を達成し、目標を上回る効果、成果が得られたとされるA評価は、金沢大学と長崎大学。当初目的を達成したとされるB評価は、東京海洋大学と中央大学が受けている。

 文部科学省はこの結果を踏まえ、採択大学は当初の計画に沿って目的を実現するとともに、国際化を進める他大学をけん引する取組みを推進したものとして評価している。5年間の補助期間で、各大学院が取り組むべきコースにのべ249名の外国人学生を受け入れ、継続的に事業を推進したことで、大学の国際化推進体制の基盤整備が図られた。一方で、アジア地域の協力強化を目的とする事業だが、中韓の学生の受入れに偏りがあり、環境の整備が一部不十分な例が見られたという。

 また、補助期間の最終年度において、採択大学と企業183社が連携し、企業74社でインターンシップが実施された実績があり、産業界と密接に連携した実践的教育が行われたことを高く評価した。

 文部科学省では、「今後、採択された6大学がこれまでに蓄積した経験を踏まえ、国際化推進体制や産業界との連携を強化し、国内大学の国際化をけん引することが期待される」とまとめている。
《黄金崎綾乃》

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