【EDIX2016】やはり華やかな「ICT機器」ゾーン、タブレット保管ボックスが大流行

 「第7回 教育ITソリューションEXPO(EDIX:エディックス)」では、「学校業務支援」「eラーニング」「教材・教育コンテンツ」「ICT機器」などのゾーンが用意されているが、ほぼ全体の3分の1を占め、もっとも活発なのが、やはり「ICT機器」ゾーンだ。

教育ICT 先生
タブレット保管ボックス「dynaSchoolおてがるICTパック」(東芝)
  • タブレット保管ボックス「dynaSchoolおてがるICTパック」(東芝)
  • タブレット保管ボックスを展示する会社が増えた
  • タブレット保管ボックス
  • 超薄型タブレット「DPT-S1」(ソニー)
  • ウルトラワイドな電子黒板「ワイード」(サカワ)
  • 「ワイード」を3面に並べて、さらにワイドに(サカワ)
  • ゆがみなく電子黒板を表示するためのレールシステム(サカワ)
  • ウルトラワイドな電子黒板「ワイード」(サカワ)
 今回特に出展が多かったのが、「タブレットの管理・保管ボックス」。ただ保管して鍵をかけるだけでなく、保管中に充電やソフトアップデートを行える製品も。中小メーカーが中心だが、東芝も保管ボックス製品を「dynaSchoolおてがるICTパック」として出展していた。タブレット保管だけでなく、プロジェクターやWi-Fi基地も搭載でき、電源コード1つでプロジェクターやWi-Fi環境の利用、タブレットの充電が可能な製品だ。一挙に製品が登場してきた背景には、当然、学校へのタブレット普及率上昇が背景にある。今後はMDM(モバイル端末管理)などにより、アップデートや利用制限などの総合的な管理システムも、さらに導入が進むとみられる。

 また「書画カメラ」も、取り扱いが増えていた。エプソン以外では、光学ガラス専門メーカーの中国OPTON OPTICSが、その技術を生かし、超精細な拡大画像を表示できる書画カメラを展示。アバー・インフォメーションは、コンパクトで持ち運びに便利な書画カメラ(教材提示装置)「VP-1HD」を展示していた。老舗のエルモ社は、新製品のワイヤレス書画カメラが注目を集めていた。

 シネックスインフォテックのブースには、Googleが参加。協賛メーカーの1社として、Google for Education(Chromebookを含む)やGoogle Classroomのデモを行っていた。シネックスインフォテックはGoogle for Educationに関する外資系ITディストリビューターだ。

 このほかには、「ICT機器」ゾーンに隣り合う「特別支援」ゾーンもある。カシオの2.5Dプリントシステム「モフレル」は、凹凸のあるフェルトのような肌触りをプリントできる製品だ。極端な厚みがあるわけではないので、普通のプリント同様に扱えるが、その手触りは独特。特別支援学級などで用途が広がりそうだ。
《冨岡晶》

冨岡晶

フリーの編集者/ライター/リサーチャー。芸能からセキュリティまで幅広く担当。

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