ウェザーニューズは、上弦の月のとき、月面にアルファベットの「X」に見える地形が現れる「月面X(エックス)」のようすについて、6月12日午後8時から動画サイトで生中継する。月面に浮かび上がる「X」の文字を探してみると、普段とは違った月の楽しみ方ができそうだ。 「月面X」は、上弦の月のとき、特定の隣接する3つのクレーターの外壁に光が当たることによって、月面に「X」に見える地形が浮かび上がる現象。肉眼では見られないが、望遠鏡や望遠レンズ付き一眼レフカメラなどで捉えることができる。 ウェザーニューズでは6月12日午後8時から11時、「月面X」のようすをニコニコ生放送、YouTube、LINELIVEなど、各種動画サイトで生中継。月面に「X」の文字が見え始めてから消えるまでの映像を3時間にわたって、ライブで紹介する。24時間生放送の天気番組「SOLiVE24」でも30分に1回ほど中継をつなぎ、「月面X」の変化を追っていく。 また、当日は「月面X撮影隊」と称し、ウェザーニュースのリポーター(会員)から「月面X」の写真を募集。「月面X」のリポートもスマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」のサイドメニューにある「マップで見る」をタップし、「ウェザーリポートCh.」から送信できる。 ウェザーニューズによると、「月面X」の出現ピーク時間は、午後9時半ごろ。出現時間は、午後9時から10時ごろ。「月面X」は、年に数回ほど出現し、次回は8月10日に見られるという。6月13日には、約3時間の中継映像を編集したまとめ動画をスマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」やYouTubeで公開する予定。 「月面X」特設サイトでは、月面に「X」の文字をとらえた写真、「X」出現のメカニズムなどを紹介している。生中継は、特設サイトからも視聴できる。 6月12日ごろは日本付近に梅雨前線が停滞し、西~東日本では観測が難しい可能性もあるため、中継は前線の影響を受けにくい北海道から行う予定(天候によって変更の可能性あり)。梅雨時期で天候に恵まれない西~東日本などでは、中継やリポートから月面「X」の文字を探してみるのもよさそうだ。◆「月面X」の生中継中継日時:6月12日(日)20:00~23:00中継地点:北海道(予定)配信予定メディア:YouTube、ニコニコ生放送、LINELIVE、テレビ(BS 910ch)、SOLiVE24、「月面X」特設サイト