日本マイクロソフトは6月10日、人気のオープンワールドゲームとして定着したプログラミング学習ソフト「Minecraft」の教育版、「Minecraft:Education Edition」のアーリーアクセス(早期導入版)が全世界で提供開始となったことを発表した。9月には製品版の発売も予定しているという。 Minecraft:Education Editionアーリーアクセスは、製品版の前段階となる内容を提供するもので、学校などの教育機関は無償でインストールし利用することができる。Minecraft:Education Editionは、Minecraftを教育現場向けに改良したもので、教育者コミュニティーからのフィードバックをもとに開発されている。 教育現場の声をもとに、教員からもっともリクエストの多かった協働学習機能の実装を実現。クラスの大部分となる最大30名の学習者がひとつのワールドに参加することができるほか、少人数のグループがそれぞれ別のワールドに参加し学習することができる。 また、学習活動を記録し進捗状況に応じた発表活動などに活用できるよう、新たにカメラとポートフォリオ機能を実装。生徒がMinecraftのワールド内の写真を撮ったり、その記録を閲覧したりすることが可能となる。さらに、Minecraftのワールド内で教師が生徒の案内役となるノンプレーヤーキャラクターを設定できるなど、教育現場で活用しやすいさまざまな機能が備わっている。 Minecraft:Education Editionの製品版の発売は9月を予定。ライセンスについては、ユーザーおよび1年あたりの利用となり、日本における提供価格に関しては今後発表される予定だ。