京都刑務所と官学連携、京都女子大が人的・知的交流で協定

 京都女子大学は10月5日、京都刑務所と包括連携協定を締結。相互の人的・知的資源の交流や活用を図り、社会に必要とされる人材の育成や矯正行政の発展を促進するねらい。

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 京都女子大学は10月5日、京都刑務所と包括連携協定を締結。相互の人的・知的資源の交流や活用を図り、社会に必要とされる人材の育成や矯正行政の発展を促進するねらい。自己をコントロールするための呼吸法に関する講座の継続や、矯正展への学生参加などを行う。

 包括連携協定に伴う取組みのひとつは、刑務官を対象とした講座「自己をコントロールするための呼吸法」の継続。刑務官に向けて、緊張感のある刑務業務の中で活用できる「心や身体を整えるための呼吸法」を伝える。京都女子大学の2017年度地域連携科目「京都を学ぶ(社会)」のリレー講義内では、刑務官が「負の回転ドアを考える(仮称)」をテーマに講義予定。

 刑務所内の作業所で作られる木工作品に関しては、発達教育学部児童学科の学生が「こどものおもちゃのデザイン」を提案。10月22・23日に京都刑務所内で開催される矯正展でも、同学生らによる工作ワークショップを開催予定だ。

 京都女子大学は、「本協定をきっかけに京都刑務所との官学連携を進め、本学の学生により実践的な学習の機会を提供すると共に、地域社会への貢献を目指してまいります」とコメントしている。
《佐藤亜希》

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