10-20代の外出率が70代下回る…国土交通省が調査

 外出する人や1日に移動した回数がいずれも昭和62年の調査開始以来最低の値となったことが、国土交通省が12月26日に発表した調査結果より明らかになった。特に10-20代の休日の外出率は6割に満たず、70代の外出率を下回る。

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年代別の1日の移動回数(休日)
  • 年代別の1日の移動回数(休日)
  • 全国の年代別の外出率
  • 三大都市圏・地方都市圏別の代表交通手段利用率
 外出する人や1日に移動した回数がいずれも昭和62年の調査開始以来最低の値となったことが、国土交通省が12月26日に発表した調査結果より明らかになった。特に10~20代の休日の外出率は6割に満たず、70代の外出率を下回る。

 全国都市交通特性調査では、人々がどのような目的で、どのような交通手段を利用して移動しているかなど都市における人の動きについて、昭和62年よりおおむね5年に1度調査している。平成27年は全国70都市を対象に実施し、4万3,700世帯の回答を得た。

 調査日に外出した人の割合は、平日が80.9%、休日が59.9%と調査開始以来最低の値に。また、1日の移動回数は、平日が2.17回、休日が1.68回と調査開始以来最低の値となった。

 年代別にみると、10~40代で平日・休日の外出率が調査以来最低となった。特に10~20代の休日の外出率は6割に満たず、70代の外出率を下回った。また、1日の移動回数は20代で1.43回と減少しており、70代の1.60回を下回った。

 交通手段の利用について、三大都市圏では、公共交通の利用率が増加している一方、自動車の利用率は減少。地方都市圏では、平日の自動車の利用率が年々増加しているが、休日は微減もしくは横ばいとなった。
《工藤めぐみ》

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