厚生労働省は3月17日午後2時、第111回医師国家試験と第110回歯科医師国家試験の合格者を発表した。医師合格率は88.7%、歯科医師合格率は65.0%。医師合格率は、1985年以降最高となった第110回の91.5%から2.8ポイント減少した。 第111回医師国家試験は、2月11日・12日および13日に、北海道、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、石川県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、熊本県、沖縄県で実施された。臨床上必要な医学・公衆衛生に関し、医師として必要な知識や技能を試験した。 全体の合格者数は8,533人で、第110回合格者数8,630人を下回った、合格率は88.7%。このうち、新卒者の合格者数は8,104人だった。新卒者の合格率は91.8%。なお、受験者数は第102回から第111回までの10回のうち、過去最高の9,618人。男女別合格率は男性87.8%、女性90.5%だった。 第110回歯科医師国家試験は、2月4日および5日に、北海道、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、大阪府、広島県、福岡県で実施された。臨床上必要な歯科医学・口腔衛生に関し、歯科医師として必要な知識や技能を試験した。合格者数は1,983人、合格率は65.0%。 学校別合格者数や合格率は、このあとリセマムでも公開予定。