国立教育政策研究所、理科の指導事例集公表…動画も収録

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「全国学力・学習状況調査の調査結果を踏まえた理科の学習指導の改善・充実に関する指導事例集」を公表
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 国立教育政策研究所は3月30日、「全国学力・学習状況調査の調査結果を踏まえた理科の学習指導の改善・充実に関する指導事例集」を公表した。映像資料(DVD)と冊子で構成されており、小学校6事例、中学校7事例を収録している。

 平成27年度の全国学力・学習状況調査では、平成24年度に続いて2回目となる理科の調査を、悉皆調査として初めて実施した。その結果、小学校・中学校ともに、平成24年度の調査で見られた課題である「観察・実験の結果などを整理・分析したうえで、解釈・考察し、説明すること」について、課題の所在が明確になったという。そこで、学習指導の改善・充実のため、授業づくりの具体的な方策を示す指導事例集を国立教育政策研究所が作成した。

 事例集は、全国学力・学習状況調査の理科の調査で設定している「構想」「分析(中学校は分析・解釈)」「適用」「改善(中学校は検討・改善)」の4つの視点に沿って、授業づくりの方策を授業実践という形で映像により示している。小学校と中学校の学習内容の系統性を意識した事例を複数盛り込んでおり、小学校と中学校との学びのつながりを意識した授業づくりの改善を図れるようになっている。

 小学校理科は、「昆虫と植物(第3学年)」「金属、水、空気と温度(第4学年)」「振り子の運動(第5学年)」「流水の動き(第5学年)」「天気の変化(第5学年)」「水溶液の性質(第6学年)」の6事例。

 中学校理科は、「音の世界(第1学年)」「身の回りの物質とその性質(第1学年)」「電磁誘導と発電(第2学年)」「消化と吸収の仕組み(第2学年)」「化学変化と電池(第3学年)」「日周運動と地球の自転(第3学年)」「自然の恵みと災害(第3学年)」の7事例を収録。

 それぞれに平成27年度全国学力・学習状況調査から得られた分析結果と課題を示し、授業の展開例や指導の工夫点、評価基準などを具体的に示している。

 「全国学力・学習状況調査の調査結果を踏まえた理科の学習指導の改善・充実に関する指導事例集」は、各都道府県教育委員会、市町村教育委員会、小中学校に送付された。また、冊子は国立教育政策研究所のWebサイトで公開されている。
《外岡紘代》

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