イラストで学び・コミュニケーション、LITALICOの発達支援アプリ2種

 LITALICOは4月25日、発達障害の子どもを支援するアプリ「えこみゅ」と「どうぶつまるカード」を公開した。音声付きカードを用いて、発達上の困難を抱える子どものコミュニケーションや、ことばに関する学びをサポートする。

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LITALICOの新アプリ「えこみゅ」の例
  • LITALICOの新アプリ「えこみゅ」の例
  • LITALICOの新アプリ「えこみゅ」の例
  • LITALICOの新アプリ「えこみゅ」の例 200種類以上のイラストを用意
  • LITALICOの新アプリ「えこみゅ」の例 オリジナルカードを作ることができる
  • LITALICOの新アプリ「どうぶつまるカード」の例
  • LITALICOの新アプリ「どうぶつまるカード」の例 パズルゲームを通し、同じ動物の意味・音・形の関係性を学べる
 障害者向け就労支援事業や子どもの教育事業を展開するLITALICOは4月25日、発達障害の子どもを支援するアプリ「えこみゅ(海外タイトル:Card Talk)」と「どうぶつまるカード (同:Round Card Animals)」を公開した。音声付きカードを用いて、発達上の困難を抱える子どものコミュニケーションや、ことばに関する学びをサポートする。

 「えこみゅ」は、発声や意思表示が苦手な子どものコミュニケーションを、音声付きカードでサポートするアプリ。日常生活で意思を伝えるのに必要な動作やモノの名前など、200種類の音声付きカードが用意されている。好きな写真を選んで録音できる、オリジナルの音声付きカードの作成も可能。用途に応じ、オリジナルカードを用いたコミュニケーションができる。

 「どうぶつまるカード」は、発語に課題のある子ども向けに行なう指導を応用して作成した、ことばを学ぶパズルゲーム。開発にあたっては、LITALICOが運営する発達支援教室「LITALICOジュニア」の子どもたちが実際に利用し、ゲーム内容や使い勝手の改良を重ねたという。大人でも楽しめる全30ステージを用意し、同じ動物の意味・音・形の関係性を、ゲームを通して直感的に理解できるよう工夫した。

 いずれのアプリも、対応OSはiOSとAndroid。「どうぶつまるカード」には一部アプリ内課金があるが、原則価格は無料。対象年齢は3歳から。LITALICOは今後、コミュニケーションを支援するツールや知育アプリなどを中心に、「日本国内のみならず海外での利用にも対応したアプリのリリースを順次進めてまいります」とコメントしている。なお、4月25日時点では、いずれのアプリも7言語に対応。言語は順次、追加予定だという。

◆えこみゅ(海外タイトル:Card Talk)
対象年齢:3歳~
価格:無料
対応OS:iOS、Android

◆どうぶつまるカード(同:Round Card Animals)
対象年齢:3歳~
価格:無料(一部アプリ内課金あり)
対応OS:iOS、Android
《佐藤亜希》

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