オンライン完結「LITALICO発達特性検査」リリース

 「障害のない社会をつくる」というビジョンのもと、障害者向け就労支援事業や子供の可能性を拡げる教育事業を展開するLITALICOは2024年4月、子供の発達が気になる保護者を支援するオンライン完結の検査サービス「LITALICO発達特性検査」をリリースした。検査時間約30分、2,970円(税込)で利用可能。

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オンライン検査サービス「LITALICO発達特性検査」
  • オンライン検査サービス「LITALICO発達特性検査」
  • 子供の特性をさまざまなポイントから理解できる
  • 子供への具体的なサポートの仕方がわかる
  • 結果を印刷し、園・学校で関わる人たちに共有ができる

 「障害のない社会をつくる」というビジョンのもと、障害者向け就労支援事業や子供の可能性を拡げる教育事業を展開するLITALICOは2024年4月、子供の発達が気になる保護者を支援するオンライン完結の検査サービス「LITALICO発達特性検査」をリリースした。検査時間約30分、2,970円(税込)で利用可能。

 子供の発達の特性はひとりひとり異なり、環境との相互作用により生じる困りごとにもさまざまな種類がある。子供の特性を理解するためのツールとして、発達検査・知能検査が知られているが、専門的な心理検査やアセスメントができる専門機関のリソースには限りがあり、地域によっては検査を希望してから実施にいたるまで数か月の待機となったり、結果を受け取るまでに数週間を要したりすることもある。

 そこで今回、専門家監修のもと、簡便に受検でき、具体的なサポート方法の案をすぐに確認できるオンライン検査サービス「LITALICO発達特性検査」を開発。保護者が子供ひとりひとりにあったサポート方法を検討する際に活用できるという。

 受検方式は、保護者がオンラインにて150問程度の質問に回答するスタイル。約30分の検査後、結果をすぐに確認できる。子供の特性を、7の大分類と18の小分類に分けて測定するので、子供にどのような困りごとがあり、なぜ困っているのかを多面的に捉えられる。

 また、家庭や園・学校などでの具体的な関わり方・サポートの仕方を提案。結果レポートはWebブラウザ上で閲覧するだけでなくPDFデータで出力可能なので、ダウンロードして印刷することで、園や学校、支援施設などとの連携に活用できる。

 なお、検査の開発にあたっては、発達に関連した臨床・研究を行う専門家が監修したうえで、尺度開発の国際基準であるCOSMIN (COnsensus-based Standards for the selection of health Measurement INstruments) チェックリストに準拠した手続きを採用している。検査の対象年齢は3歳~18歳。ただし、就学猶予、原級留置(留年)で高校入学、進級が遅れた場合などは、19歳も受検することが可能。

《木村 薫》

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