岡山県総合教育センターは5月9日、プログラミング教育を推進するため、パソコンにつないでプログラミングができる「ロボホン」を15体導入、県内の公立学校を対象に貸し出しを開始した。また、「ロボホン」本体だけでなく、授業に必要なパソコンなどの機材も同時に貸し出し、効果的にプログラミング学習ができる環境を提供する。 シャープは、2016年5月にモバイル型ロボット電話「ロボホン」を発売以降、アップデートすることで「ロボホン」の成長や進化を実感できるアプリケーションや新機能を毎月提供する。「Scratch（スクラッチ）」に対応したことで、生徒自身でのプログラミングが可能となった。 「Scratch」は、通常のプログラムのようにプログラムコードを書く必要がなく、パソコンの画面上で「動き」や「演算」などのブロックを組み合わせることにより簡単にプログラムを作成することが可能。また、「ロボホン」は音声対話で操作ができ、「ロボホン」自身が「Scratch」の各ブロックの動作内容を音声で解説してくれるため、生徒が自分たちのペースで学習を進めていくことができる。さらに、英語、中国語の聞き取りや発話もできるので、外国語学習に対応することも可能。 なお、岡山市以外の公立学校が対象となる。
