6月1日から3日まで、東京ファッションタウンビル(東京都江東区)にて「第22回 New Education Expo 2017 in 東京」(NEE)が開催されている。会場では165名の教育関係者による70の講演が開催されるほか、約140社が最新のICT教育機器やデジタル教材・教科書、アナログ教具、未来の教室設備などを展示している。
何かと話題のIoT(Internet of Things、モノのインターネット)だが、百葉箱に応用された製品、その名も「IoT百葉箱」が展示されていた。小ぶりな百葉箱に、Webカメラ、温湿度・気圧センサー、データー送信用のシステムが備えられ、データーをクラウドサーバーに送信することで、「IoT百葉箱」が設置されている全国各地のデーターをリアルタイムに比較・閲覧することができる。たとえば、遠く離れた地域の学校の画像を時系列で並べることで、緯度経度の違いによる日の出時刻の違いを、一目で確認することができる。
New Education Expo恒例のフューチャークラスルームライブでは、最新の教育ICTを用いた未来の学習空間で、1日4コマ、3日間で12コマのアクティブラーニングやグループワークの手法を用いたデモ授業が行われる。そのテーマは、未来の理科室、プログラミング体験、デザイン思考などさまざま。会場で展示されている最新の技術や製品の一部を体験できる。