すららネットとチエル「e-Learningドリル教材」共同開発、小中学校へ提供

 すららネットは7月26日、小中学校向けのe-Learningドリル教材をチエルと共同開発し、提供を開始すると発表した。理解度に合わせた出題機能とつまずき原因の診断機能を搭載している。

教育ICT 小学生
e-Learningドリル教材「基礎・基本定着ドリル」
  • e-Learningドリル教材「基礎・基本定着ドリル」
  • 出題難易度コントロールシステム
  • つまずき診断システム
 すららネットは7月26日、小中学校向けのe-Learningドリル教材をチエルと共同開発し、提供を開始すると発表した。理解度に合わせた出題機能とつまずき原因の診断機能を搭載している。

 文部科学省の「教育の情報化ビジョン」では、2020年までにすべての学校で1人1台の情報端末を用いて授業を受けられるようにすることが目標とされている。また、総務省が公表した「教育ICTの新しいスタイル クラウド導入ガイドブック2016」に沿って、クラウドサービスを積極的に導入する学校・教育委員会が増え続けているという。

 全国の私立学校や学習塾を中心にクラウド型学習教材「すらら」を提供するすららネットは、公教育分野に強みを持つチエルとe-Learningドリル教材「基礎・基本定着ドリル」を共同開発。公立学校現場へのクラウド導入のニーズに応える。

 e-Learningドリル教材は、児童・生徒ひとりひとりの学力に応じて問題の難易度が変化する「出題難易度コントロールシステム」を搭載。簡単すぎず難しすぎない問題が出題されることで、児童・生徒は適度な達成感を感じつつ、自信を深めながら学習を進めることができるという。

 また、問題が解けなかった時に、なぜその問題が解けなかったかを分析する「つまずき診断システム」も搭載。今習っている単元を間違えた場合、解けない原因を既習範囲から自動的に判定して提示する。

 教材の対象学年は、小学1年生~中学3年生。教科は小学校が国語と算数、中学校が国語と数学、英語。選択問題だけでなく、記述式やディクテーションなどさまざまな問題形式のドリルを収載している。また、印刷して活用できる基礎・基本習熟プリント教材を5千枚以上収録している。
《工藤めぐみ》

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