授業で使える無料教材「プログル」多角形コース提供開始

 みんなのコードは8月3日、授業で活用できる無料のプログラミング教材「プログル―多角形コース」の提供を開始した。インストールやログインが不要であるため、特殊なICT設備がない学校でも利用できる。教材や指導案は、プログルの公式Webサイトで配布されている。

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 みんなのコードは8月3日、授業で活用できる無料のプログラミング教材「プログル―多角形コース」の提供を開始した。インストールやログインが不要であるため、特殊なICT設備がない学校でも利用できる。教材や指導案は、プログルの公式Webサイトで配布されている。

 2020年から全国の小学校で始まるプログラミング教育は、算数や理科など「各教科内」や「総合的な学習の時間」において各学校の教員により実施される。プログラミングに関する専門知識を持たない教員が、既存の汎用的なプログラミング教材を用いて授業を行うためには、準備や授業の運営に大きな労力がかかることから、無理なく実践できる「プログル」が開発された。2017年4月に「公倍数コース」の提供を開始し、これまでに延べ約6,000人が利用しているという。

 プログルは、45分間の授業内で利用することを想定して開発されたプログラミング教材。高度なプログラミング知識がなくても簡単に利用できるほか、次期学習指導要領で推奨される「教科×プログラミング」にも対応。プログラミングを通じて、各教科の学習を深めることもできる。Webサイトには、教員用の「指導案」やプログルを利用した教員の声も公開されている。

 新たに提供を開始した「多角形コース」は、小学5年生の算数で扱う「多角形」を学びながら、プログラミングの基本要素である「順次処理」と「繰り返し」を身に付けられる。「キャラクターが図形を描く」というプログラミングにより、多角形の性質について学ぶことができ、上級編では正方形や正三角形、書きたい図形を自由に描けるシーンも用意されている。

 みんなのコードは、2020年までに全国40万人の教員が無理なくプログラミング教育を日々の授業の中で実践できる環境の整備を支援することを目指し、「本当に使いやすいプログラミング教材」を他学年、他教科を対象に開発・提供していくとしている。
《外岡紘代》

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