夏休み明けに向け「いじめ」防止強化、文科省やLINEなど官民連携

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「夏休み明けに向けた官民連携によるいじめ防止強化キャンペーン」の関係団体の取組み
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 文部科学省は8月10日、「夏休み明けに向けた官民連携によるいじめ防止強化キャンペーン」を実施すると発表した。FacebookやLINEなど8事業者・団体が参加し、相談窓口の開設、教材の無償提供、ネットパトロール強化などの取組みを展開する。

 文部科学省では、児童生徒からの悩みや相談にSNSを活用する利点・課題などを検討する「SNSを活用したいじめ等に関する相談体制の構築に係るワーキンググループ」を7月に設置。事業者や組織間で先進的な取組みについて、情報共有や意見交換を行っている。今回、ワーキンググループの成果を生かし、「夏休み明けに向けた官民連携によるいじめ防止強化キャンペーン」を実施することになった。

 参加するのは、アディッシュ、ストップイットジャパン、日本弁護士連合会、Facebook Japan、ダイヤル・サービス、チャイルドライン支援センター、LINE、文部科学省の8事業者・団体。

 このうち、ダイヤル・サービスでは小中高生を対象に「こども110番」(kodomo110@dsn.co.jp※@は半角)においてメール相談を受け付けているほか、8月下旬からは期間限定でLINEを利用した相談窓口を開設。チャイルドライン支援センターは、フリーダイヤル(0120-99-7777、月~土午後4時~9時)の電話相談窓口の受付時間を、岩手県・大阪府・九州沖縄各県において、8月23日から9月5日は午後4時から午前0時まで延長。8月29日から9月6日には、午後4時から午後9時まで全国からチャット相談も受け付ける。

 アディッシュでは、ネットパトロールによる投稿見守りを強化。特に児童生徒がスマートフォンやネットの利用機会が増える夏休み期間中は、いじめや自殺に関する投稿に注視し、早急に教育委員会や学校へ報告できる体制を整備する。

 ストップイットジャパンでは、脱いじめ傍観者プログラム「私たちの選択肢」のDVD付き利用手引書を無償提供。Facebook Japanは、Facebook上のページで青少年の安全な利用やいじめ防止に関する情報を提供。9月10日の「自殺防止デー」に合わせて関連コンテンツを追加し、Facebook上の啓発コンテンツを周知する。

 LINEでは、滋賀県大津市と「LINEを利用した子どものいじめ防止対策に関する連携協定」を締結するなど、自治体と共同でいじめや自殺対策を実施。小中高生や保護者、教職員にインターネットリテラシーなどを啓発する講演活動も行っている。

 文部科学省でもいじめなど子どものSOSの相談窓口として「24時間子供SOSダイヤル」(0120-0-78310)を設置。各地の弁護士会では、子どもの権利に関する相談を夏休み期間中も受け付けている。
《奥山直美》

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