第20回俳句甲子園、17年連続出場の開成高校が2連覇

 第20回俳句甲子園の全国大会が8月19日・20日に、愛媛県松山市で開催された。全国大会には39校40チームが参加し、17年連続で出場している開成高校(共立学校の前身)が、2年連続優勝を果たした。

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 第20回俳句甲子園の全国大会が8月19日・20日に、愛媛県松山市で開催された。全国大会には39校40チームが参加し、17年連続で出場している開成高校(共立学校の前身)が、2年連続優勝を果たした。

 俳句甲子園実行委員会の主催、松山市・愛媛県の共催により開催された第20回俳句甲子園は、日本の近代文学に大きく貢献した正岡子規と夏目漱石の生誕150年を記念する大会。41都道府県の121校159チームがエントリーし、地方予選や投句審査などで選ばれた39校40チームが愛媛県松山市で開催された全国大会に出場した。

 正岡子規の母校であり、夏目漱石が1年間教鞭をとった松山東高校(旧・松山中学校、その後の愛媛県尋常中学校)は、最多となる19年連続出場。正岡子規が東京で通った2016年度の優勝校の開成高校(共立学校の前身)は、17年連続の出場となった。

 全国大会は、8月19日に大街道商店街特設会場で開会式と予選を開催。8月20日に松山市総合コミュニティセンターで敗者復活戦と決勝、表彰式を開催した。

 決勝リーグでは、子規ブロックで愛媛県立松山西中等教育学校、開成高校、岩手県立水沢高校が対戦し、開成高校が決勝進出。漱石ブロックでは、福島県立会津高校、愛梨県立幸田高校、宮崎県立宮崎西高校が対戦し、愛知県立幸田高校が決勝に進出した。

 決勝は「心」を兼題に、開成高校と愛知県立幸田高校が対戦。先鋒戦、次鋒戦、副将戦で勝利した開成高校が2年連続優勝を果たした。また、個人部門では開成高校3年生の岩田圭さんが「旅いつも雲に抜かれて大花野」で最優秀賞を受賞している。

◆第20回俳句甲子園 全国高等学校俳句選手権大会
優勝:開成高校
準優勝:愛知県立幸田高校
子規・漱石生誕150年記念賞:愛媛県立松山西中等教育学校、岩手県立水沢高校、福島県立会津高校、宮崎県立宮崎西高校
《外岡紘代》

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