受験川柳、最優秀賞は「赤本にはさむ四つ葉のクローバー」

 「大学入試シリーズ」(通称・赤本)で知られる教学社は2024年1月11日、「受験川柳」の結果を発表した。応募総数3,258句から8句を選定。最優秀賞は「赤本にはさむ四つ葉のクローバー」が選ばれた。

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 「大学入試シリーズ」(通称・赤本)で知られる教学社は2024年1月11日、「受験川柳」の結果を発表した。応募総数3,258句から8句を選定。最優秀賞は「赤本にはさむ四つ葉のクローバー」が選ばれた。

 「受験川柳」は今回で9回目。現役受験生、かつての受験生、受験生の家族など、さまざまな立場の人から、3,258句の作品が寄せられた。試験本番の緊張感や受験勉強の悲喜こもごもを表した句など、個性豊かな作品が集まり、その中から特に優れた8句を選定した。選者は、尾藤川柳氏(川柳家、女子美術大学特別招聘教授)と教学社。

 最優秀賞は、「赤本にはさむ四つ葉のクローバー」。作者の「ごまさん」(17歳)さんは、「運気が上がるよう、四つ葉のクローバーのしおりを使っています」とコメントしている。

 高校生特別賞は、「赤シート見える世界は無限大」(ゆうちゃん、17歳)。作者は「赤シートは受験生に欠かせないもので暗記するときに字を隠すために使うものですが、挫折しそうになったとき、ふと赤シートを空にかざしたら、第一志望に合格している未来が透けて見えた気がしました」とコメントしている。

 中学生特別賞は、「赤本とわかれる時は新世界」(@*S3110、13歳)。作者は「受かってからの学校は今からしたら新世界で、赤本はもう使わないから」とコメント。

 そのほか、優秀賞として「このレ点人生変える分岐点(山法師)」「かじりつく寒さを背負い春を塗る(風を感じたピクルス、17歳)」「受験でもダンスは続け二刀流(みっちゃん、16歳)」「難問にぶつかるたびに進化する(ユースタスリンリン、17歳)」「この焦り加速度aを求めなさい(すずか、18歳)」が選ばれた。入賞者には後日、賞品を進呈する。

 教学社では引き続き、第10回「受験川柳」を募集している。内容は、受験にまつわるエピソードや受験への思いのこもった作品、楽しくユニークな作品、受験生を応援する作品など。応募資格は、現役の受験生だけでなく、もうすぐ受験生になる人、かつて受験生だった人、受験生の家族、先生など、あらゆる人が対象。応募数も制限はない。特設サイトの投稿フォームから応募する。応募締切は2024年9月17日。中学校・高校での団体応募も歓迎しているという。詳細はWebサイトで確認できる。

◆第10回「受験川柳」募集
対象:受験生やかつて受験生だった人、受験生の家族、先生など、あらゆる人が対象
内容:受験にまつわるエピソードや受験への思いのこもった作品など
応募方法:Webサイトから応募する
応募締切:2024年9月17日(火)

《中川和佳》

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