「自転車安全マップ」が全国の大学に拡大…危険情報を蓄積・共有

 全国大学生活協同組合連合会(大学生協)は、増える自転車事故・賠償額の対策として、全国の大学生協で使えるWebアプリ「みんなでつくろう自転車安全マップ」の活用を推進している。学生の自転車事故を減らすために危険個所を共有する取組みで、各地に広がりつつある。

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 全国大学生活協同組合連合会(大学生協)は、増える自転車事故・賠償額の対策として、全国の大学生協で使えるWebアプリ「みんなでつくろう自転車安全マップ」の活用を推進している。学生の自転車事故を減らすために危険個所を共有する取組みで、各地に広がりつつある。

 「みんなでつくろう自転車安全マップ」はもともと、立命館大学の生協学生委員会の学生らが、びわこ・くさつキャンパスの学生の自転車事故防止のために制作したもの。その後、地理情報システムなどを専門に研究する立命館大学理工学部環境システム工学科の笹谷康之准教授やオープンデータを活用した事業を展開する企業と連携し、Web版に改良。大学生協などを通じて、全国の大学に広がっている。

 「みんなでつくろう自転車安全マップ」では、学生の「ヒヤリハット」や警察の事故情報、大学生協共済連による学生賠償責任保険の支払事例など、危険個所の情報をWebでマッピングして蓄積。スマートフォンで共有することで、自分が通う大学周辺の危険な場所がひと目でわかるようになっている。

 地図アイコンなどにより、「事故多発」「見通しが悪い」「交通量が多い」などと警告。Googleストリートビューや写真などからも情報を確認でき、学生の自転車事故防止につなげている。
《奥山直美》

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