O157、家庭内二次感染は「食中毒予防3原則」で防いで

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  • 厚生労働省「腸管出血性大腸菌O157等による食中毒」
 厚生労働省は9月13日付で、各自治体に向けて腸管出血性大腸菌感染症・食中毒の予防対策などの啓発を徹底するよう、通知を行った。厚生労働省のWebサイトでも、腸管出血性大腸菌O157による食中毒に注意するよう呼びかけており、食中毒予防の3原則などの情報を提供している。

 厚生労働省は9月1日付の通知において、平成29年8月の感染症発生動向調査における腸管出血性大腸菌O157の患者数は例年より多く、特に関東地方を中心にO157VT2が、直近5年間でもっとも流行した年のピーク時を超える水準となっていることを報告。また、国立感染症研究所における検査の結果、同一遺伝子型のO157が多くの患者から広域・散発的に検出されていることが判明している。

 9月13日付の通知は、5月より関東を中心に発生している同一遺伝子型のO157食中毒事案に関連して、前橋市事例の1名(3歳女児)が死亡したことを受けて行われたもの。各自治体の衛生主管部(局)長に対して、医療機関に対する情報提供および食品等事業者に対する注意喚起など、特段の対応を要請した。

 腸管出血性大腸菌による食中毒は、無症状病原体保菌者が調理中に食品を汚染する場合や汚染された食品の殺菌不足などにより発生しており、家庭内の二次感染の報告もあるという。家庭で発生した場合、発症する人が1人や2人のことが多く、症状が軽いことなどから風邪や寝冷えなどと思われることがある。

 食中毒予防の3原則は、「調理前に必ず手洗い(菌をつけない)」、「生鮮食品はすぐに冷蔵庫へ(増やさない)」、「食材は中心までよく加熱(やっつける)」。厚生労働省はWebサイトの「腸管出血性大腸菌Q&A」にて、3原則をもとにした「家庭でできる食中毒予防の6つのポイント」を紹介している。食品の衛生的取扱いに注意するとともに、下痢や腹痛など体調が悪いときは医療機関を受診することを心がけたい。
《黄金崎綾乃》

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