サカワは9月21日、渋谷区立の全小中学校の教員用タブレット600台にハイブリッド黒板アプリ「Kocri for Windows」を導入したと発表した。これにより、既存の黒板とタブレットを使って手軽にICTを使った授業が実現できる。
教育ICT先生
サカワは9月21日、渋谷区立の全小中学校の教員用タブレット600台にハイブリッド黒板アプリ「Kocri for Windows」を導入したと発表した。これにより、既存の黒板とタブレットを使って手軽にICTを使った授業が実現できる。
Kocriは、黒板と電子黒板の長所を兼ね備えるアプリ。チョークで書くのが大変な長文や図形、写真などを、スマートフォンやタブレットの操作で黒板に映すことができる。iPhone・iPad向けの「Kocri for iOS」は、2015年の発売以来、約1万8,000ダウンロードを突破。2017年3月には、教育現場での需要が高いWindows版「Kocri for Windows」を発売した。
渋谷区教育委員会は、小中学校を対象にICT教育を授業や校外・家庭学習に関連付ける取組みを実施し、全児童・生徒・教員に1人1台のタブレットを導入。そして今回、渋谷区立の小学校18校と中学校8校の教員用全タブレット600台に、Kocri for Windows(ライセンス3年間分)を導入した。
Kocri for Windowsは、タブレットに適した操作性で、電子黒板やプロジェクタなどのICT機器との連携を意識した機能を備えている。また、タブレットに手書きしたものを黒板に投影する「ペン機能」も搭載している。
《工藤めぐみ》