H28年度「麻しん風しん」予防接種率、東京は年長児90.8%も45位

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 厚生労働省は9月22日、平成28年度(2016年度)の「麻しん風しん予防接種の実施状況」を公表した。麻しん風しんの予防接種率は、第1期(1歳児)が97.2%、第2期(年長児)が93.1%。第1期の接種率はいずれも前年(平成27年度)より1ポイント上昇したが、もっとも低い県では94.1%となるなど、地域差もみられた。

 麻しん(はしか)風しんの予防接種は、麻しん風しん混合ワクチンでの接種が一般的で、接種により95%以上の人がウイルスに対する免疫を獲得できるといわれている。2006年度からは、1歳児と年長児(小学校入学前の1年間)の2回接種制度がスタート。2回の接種を受けることで、1回目で獲得できなかった免疫をつけることや、年数経過により低下した免疫を増強させる効果があるという。

 平成28年度のワクチン接種率は、麻しん・風しんともに第1期が97.2%、第2期が93.1%。前年(平成27年度)の第1期96.2%、第2期92.9%と比べると、接種率が上昇している。都道府県別の接種率をみると、麻しん第1期は秋田県の101.7%がもっとも高く、高知県の94.1%がもっとも低い。第2期は山口県の97.0%がもっとも高く、沖縄県の89.8%がもっとも低かった。

 第1期では、麻しん接種率95%未満の県は奈良県、岡山県、高知県、熊本県の4県にとどまっている。一方、第2期になると95%未満の県が多く、95%以上は青森県、秋田県、山口県、香川県など47都道府県中10県だった。

 なお、平成27年度には麻しん風しんワクチンの第2期接種率が89.8%と、90%を下回った東京都について見ると、平成28年度第1期では90.8%となり、接種率が上昇。しかし、第2期の接種率では、沖縄県89.8%、鹿児島県90.6%に続く低接種率だった。

 国立感染症研究所は2017年第14週(4月3日~9日)の感染症週報にて、「麻しんは、年齢にかかわらず命に関わる重篤な疾患」だとし、感染拡大防止のため、麻しん風しん混合ワクチン2回接種の徹底と、感染者の早期探知および迅速な対応を呼びかけている。
《黄金崎綾乃》

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