子どもの犯罪被害は「帰宅後」が最多…下校時の2倍

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 小学生以下の子どもが声かけやつきまとい、性犯罪などの被害に遭ったときの時間帯は「平日帰宅後」がもっとも多く、全体の33.9%を占めることが、警視庁の有識者研究会による分析結果から明らかになった。

 警視庁子ども・女性の安全対策に関する有識者研究会は、平成26年1月~平成29年6月の3年半の間に東京都内の5警察署(練馬署、西新井署、小松川署、町田署、田無署)の管内で発生した子ども・女性に対する声かけやつきまとい、性犯罪など1,996件を分析した。このうち、小学生以下の子どもが被害に遭った事案は387件にのぼる。

 被害者の学職別にみると、小学生は自宅から100~500メートルの範囲内の被害が多く、高校生では自宅敷地の割合が高い。声かけ・つきまといは小学生が狙われるケースが多いため、自宅から離れた場所での被害の割合が多くなったと考えられる。

 小学生以下の子どもが被害に遭ったときの時間帯は、「平日帰宅後」が131件ともっとも多く、全体の33.9%を占める。ついで「平日不明」95件、「休日」80件、「平日下校時」66件、「平日登校時」15件だった。現在の見守り活動の多くは子どもの登下校時に行われているが、被害を防止するためには、下校後に塾へ行ったり、公園や友達の家へ遊びに行ったりする時の安全対策を図る必要があるという。

 子どもの被害時における同伴者の状況をみると、中学生以上の同伴者がいたときに被害に遭ったという事例はほぼない。一方、子ども単独のほか、子どものみ2人以上でいるときも被害が発生している。このことから、子どもがいる場所に対しては、なるべく大人の目を配する必要があると考えられる。
《工藤めぐみ》

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