10代の自殺死亡率増、動機は「学校問題」が最多

 2018年の自殺者の2.9%は未成年であることが、警察庁が2019年3月28日に発表した「平成30年(2018年)中における自殺の状況」により明らかとなった。未成年の自殺の原因・動機は「学校問題」が最多で、男性では約4割にものぼった。

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年齢階級別自殺死亡率の年次推移
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 2018年の自殺者の2.9%は未成年であることが、警察庁が2019年3月28日に発表した「平成30年(2018年)中における自殺の状況」により明らかとなった。未成年の自殺の原因・動機は「学校問題」が最多で、男性では約4割にものぼった。

 2018年中における自殺者の総数は2万840人で、前年(2017年)と比べると481人(約2.3%)減少した。2010年以降、9年連続の減少となり、1981年以来、37年ぶりに2万1,000人を下回った。

 年齢階級別でみると、10代および70代、80歳以上は前年より増加し、それ以外の年齢階級では減少した。10代の自殺者数は前年比32人増の599人(構成比:2.9%)。人口10万人あたりの自殺者数を表す「自殺死亡率」が前年より増加となったのは10代だけだった。

 遺書などの自殺を裏付ける資料により明らかに推定できる原因・動機を自殺者1人につき3つまで計上した場合、19歳以下でもっとも多かったのは「学校問題」188人、ついで「健康問題」119人、「家庭問題」116人。男性の自殺者では、約4割が「学校問題」を理由としている。

 職業別の自殺者数は、学生・生徒などが812人。年齢の内訳は、19歳以下が453人、20歳から29歳が345人、30歳から39歳が8人、40歳から49歳が4人、60歳から69歳が1人、70歳から79歳が1人。男女別では男性が537人に対して、女性が275人。

 学校別の自殺者数は、小学生が7人、中学生が124人、高校生が238人、大学生が336人、専修学校生などが107人だった。また、教員の自殺者は93人だった。
《桑田あや》

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