入学料+授業料、学生納付金6か国比較…最高はアメリカ私立大230万

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平成29年(2017年)版の「諸外国の教育統計」大学の学生納付金 <日本>
  • 平成29年(2017年)版の「諸外国の教育統計」大学の学生納付金 <日本>
  • 平成29年(2017年)版の「諸外国の教育統計」大学の学生納付金 <アメリカ合衆国>
  • 平成29年(2017年)版の「諸外国の教育統計」大学の学生納付金 <イギリス>
  • 平成29年(2017年)版の「諸外国の教育統計」大学の学生納付金 <フランス>
  • 平成29年(2017年)版の「諸外国の教育統計」大学の学生納付金 <ドイツ>
  • 平成29年(2017年)版の「諸外国の教育統計」大学の学生納付金 <韓国>
 文部科学省は9月27日、平成29年(2017年)版の「諸外国の教育統計」を公開した。日本とアメリカ合衆国、イギリス、フランス、ドイツ、中国、韓国を比較し、学校系統図や大学の学生納付金など、各国の教育状況を統計データで示す。

 大学の学生納付金を見ると、日本の平成28年(2016年)国立大学(学部)初年度学生納付金額は81万7,800円(入学料+授業料)、公立大学は93万1,235円(入学料+授業料)。私立大学における平成26年(2014年)の初年度学生納付金額平均は131万1,644円(入学料+授業料+施設設備費)だった。

 アメリカ合衆国は州立大学と私立大学で大きく異なり、たとえば4年制の州立大学の場合、2013年の学生納付金は8,312ドル(約74万4,000円)。4年制の私立大学の場合は、2万5,696ドル(約230万円)にのぼる。具体的な大学の2013年における初年度学生納付金額を見ると、州立ユタ大学は7,457ドル(約66万7,000円)、私立ハーバード大学は4万2,292ドル(約378万5,000円)。

 イギリスの2015年における大学の学生納付金を見ると、国立大学は9,000ポンド(約130万7,000円)。入学料はなく、統計データではイングランド最高額の授業料が参照されている。なお、イギリスは高等教育機関の授業料と奨学金に関する政策が数年ごとに大きく変更されており、近年では2006年に授業料上限を1,000ポンドから3,000ポンドに変更した。以降、上限は小幅ながら値上げされ、2011年には3,375ポンド(約430万円)へ。その後、2012年には3倍の9,000ポンド(約115万5,000円)まで引き上げられている。

 フランス、ドイツは入学料と授業料がなく、フランスの国立大学の学生納付金はおもに年間学籍登録料として科され、2014年では184ユーロ(約26万円)と健康保険料213ユーロ(約30万円)のみ。ドイツは州立ボン大学の場合、公共交通機関利用のための学生パス代(176.10ユーロ)および学生福祉会経費(97.00ユーロ)などの合計として286.81ユーロ(約35万6,000円)が必要とされている。

 韓国の場合、たとえば2015年における国公立大学の人文・社会系は最高725万8,000ウォン(約77万9,000円/入学料39万2,000ウォン+授業料686万6,000ウォン)、最低206万4,000ウォン(約22万1,000円/入学料2万ウォン+授業料204万4,000ウォン)。私立大学の人文・社会系は最高893万9,000ウォン(約95万9,000円/入学料102万8,000ウォン+授業料791万1,000ウォン)、最低189万ウォン(約20万3,000円/入学料15万ウォン+授業料174万ウォン)。入学料や授業料などの金額は大学によって異なるため、学生納付金に差があることがわかる。

 文部科学省はWebサイト内で「諸外国の教育統計」を公開中。高等教育段階だけでなく、初等中等教育や全教育段階における私立学校の割合や就学前教育・義務教育などの該当年齢人口なども掲載している。原則、「諸外国の教育統計」では7か国比較が行われているが、大学の学生納付金に関する項目では日本、アメリカ合衆国、イギリス、フランス、ドイツ、韓国の6か国データについてまとめている。

 なお、統計では学校の設置者を原則、「国立」「公立」「私立」のいずれかに分類しており、アメリカ合衆国とドイツの場合は「州立」「公立」「私立」と示している。また、「連邦立」学校は数が限られるため、「州立」に含まれている。
《佐藤亜希》

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