20代の若者、男性の半数は休日外出しない…国交省調査

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 国土交通省は2017年11月21日、2015年に実施した全国都市交通特性調査の分析結果を公表した。20代の若者の外出率や移動回数が減少傾向にあることや、30代の子どもがいる世帯の女性は送迎目的の移動が多いなど、年代や性別による外出傾向が明らかになった。

 全国都市交通特性調査は、人々がどのような目的で、どのような交通手段を利用して移動しているかなど、都市における人の動きからみた交通実態を調査するもの。過去の調査とあわせて、交通実態の変化についても把握する。調査は昭和62年よりおおむね5年に1度実施している。

 今回公表した内容は、2015年調査データの分析結果を取りまとめたもの。対象都市は70都市、対象者は各都市500世帯の5歳以上の人とし、約4万7,300世帯から回答を得た。対象日は、2015年9月~11月の平日・休日の各1日。

 20代の外出率を男女別でみると、平日はほとんど男女差はないが、休日は男性の方が外出しない傾向。男性は平日・休日とも全年齢平均を下回り、休日の外出率は51.1%。経年変化でみると男女ともに低下しており、特に休日の男性の外出率低下は1987年と比べて47%減と著しい。また、男女とも休日の「買い物以外の私用」による移動回数が32%減少している。なお、若者の移動回数の減少傾向は、アメリカやイギリスなどの諸外国でも共通してみられるという。

 20代の移動の交通手段別構成比をみると、三大都市圏・地方都市圏ともに鉄道利用の割合が増加。平日では男性が1987年の34.7%から2015年は49.1%に増加、女性が1987年の38.9%から2015年の51.2%に増加している。一方、三大都市圏の自動車の利用は減少。男性については、地方都市圏においても減少傾向にある。なお、20代の免許保有率は、2005年の89%から2015年の84%と、ここ10年で低下傾向にあるという。

 30代の世帯構成別(単身世帯・夫婦世帯・子どもがいる世帯)に1日の移動回数を比較すると、平日・休日ともに「単身世帯」がもっとも多かった。

 目的別でみると、「子どもがいる世帯」の女性は平日の「送迎」による移動がもっとも多く、男性の8倍となっている。送迎に用いる手段は、地方都市圏では男女ともに7~8割が自動車を利用。一方、三大都市圏では、男性の73.9%が自動車を利用するのに対して、女性は34%が自動車、28.9%が自動二輪車、18.2%が自転車を利用している。

 国土交通省は、このほか全体傾向や高齢者の傾向、都市構造の分析などについても詳細にとりまとめ、「都市における人の動きとその変化」と題した資料をWebサイトに公表している。
《荻田和子》

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