帰国生の約9割「留学経験が就活にプラス」トビタテ!留学JAPAN調査

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採用担当の留学経験者採用意向(左図)、留学経験が就職活動において良い影響を与えたか(右図)
  • 採用担当の留学経験者採用意向(左図)、留学経験が就職活動において良い影響を与えたか(右図)
  • 留学帰国生が就職活動で評価された留学で得られたこと・採用担当が学生に留学で得てほしいこと
  • 留学による志望業界・企業の変化
  • 働いてみたいと感じる企業や仕事
  • 留学による留年・休学が就職活動に影響したか(左図)、留学するために留年・休学することは採用においてマイナス評価にならない(右図)
 留学経験者に就職活動について聞いたところ、留学帰国生の89.2%が留学経験が就職活動に「良い影響を与えた」と回答したことが、留学促進キャンペーン「トビタテ!留学JAPAN」が行った「派遣留学生の就職活動調査」結果により明らかになった。留学経験が志望業界や企業に変化をもたらしている割合も65%以上にのぼった。

 派遣留学生の就職活動調査は、文部科学省が官民協働で取り組んでいる留学促進キャンペーン「トビタテ!留学JAPAN」がインターネット調査にて実施したもの。2017年に新卒向け就職活動を経験した「トビタテ!留学JAPAN」派遣留学生を対象に、2017年10月18日~11月13日にかけて調査を行い、483名の有効回答を得た。

 就職活動を経験した留学帰国生に「留学経験が就職活動に良い影響を与えたか」を聞いたところ、89.2%の学生が「良い影響を与えた」と回答。「まったく影響しなかった」と回答した学生は4.3%となり、トビタテ!留学JAPANは留学経験は就職活動のプラスになったと分析している。

 就職活動において具体的に評価されたポイントは、留学経験で培った「何事にも挑戦するチャレンジ精神」がもっとも多く76.7%。ついで「広い視野で物事を捉える力」61.0%、「対人コミュニケーション能力」56.8%が続いた。

 留学前後で働いてみたいと感じる企業や仕事についての変化について調査したところ、65.7%の学生が「留学によって志望業界・企業に変化があった」と回答。「将来日本の成長に貢献できる企業」を志望する割合は留学前の43.6%から留学後59.1%に増加。「外国語を使える企業」は留学前36.8%から留学後48.8%に高まった。一方、「生涯年収が高い企業」は留学前28.4%から留学後23.8%へ減少、「周りに好感をもってもらえる企業」も留学前20.9%から留学後16.8%へ意向が低くなっている。トビタテ!留学JAPANはこの結果から、留学生は留学経験を経て高収入や安定した仕事よりも、グローバルな環境で自分がやりたいことにチャレンジしたい、日本に貢献したい意向が強まっている傾向が見られるとしている。

 留学の影響で留年・休学した学生は、47.1%と全体の約半数におよぶ。「留年・休学による就職活動への影響」については、「マイナスの影響があった」と回答した学生は5.3%にとどまり、少数派だった。全体的には「影響なし」46.5%よりも「プラスに影響した」48.2%という回答が多かった。

 マイナスの影響について具体的にみると「同期に比べて1年就職活動が遅れる結果、情報収集や相談がしづらい」が91.6%と最多に。プラスの影響では「将来について考えを深めたうえで、就職活動に臨むことができる」96.3%、「就職活動を1年早く終わらせた友人から情報収集ができる」54.1%という意見のほか、「留学前後で就職活動を2回行うことができる」13.7%という声があがった。
《畑山望》

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