「踊る高校生」が増加、ダンス必修化が与えた影響とは

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大塚製薬のポカリスエットPR事務局は、高校生、大学生および20代、30代、40代の一般生活者500人を対象にダンスに関する調査を実施し、ダンスや若者に関する2人の専門家へインタビューを行った。

ポカリスエットが展開するガチダンスCMのYouTubeやMixChannel上の関連動画の総再生回数が、11月13日(月)時点で4,900万回を突破していることから、なぜこんなにも多くのダンス動画が再生され、想像をはるかに超えた反響があるのか、その謎を解くべく調査を実施。

その結果、2012年に中学ダンスが必修化されたことから、ダンスに能動的な高校生が増加し、動画というフォーマットやSNSの隆盛により、ダンスを競技としてではなく、コミュニケーションツールとして踊る人が多くなっていることがわかったという。

ダンス経験の有無を調べると、全体の72.0%が「何らかのダンス経験がある」と回答。ダンスをしたのは「学校の授業」53.4%が最多で、高校生は76.0%が授業でダンスを体験している。

「踊ることを人に見せるのが好きか」と尋ねると、高校生の31.0%が「好き」と回答。ダンス動画については、半数以上にあたる56.0%が「ダンス動画を見ることが楽しい」と答えている。高校生の35.0%は、「ダンス動画を撮ることが楽しい」と回答しており、30代、40代に比べ高くなっている。

ダンス経験があると答えた360人を対象に、ダンス動画の撮影経験を尋ねた結果では、高校生は33.7%、大学生は41.2%が「ダンス動画の撮影経験がある」と回答。さらに、ダンス動画を撮影したことがあると答えた100人に、撮影した動画を誰に見せたか尋ねた結果、「自分以外の誰か」に動画を見せた人が78.0%を占めた。

撮影したダンス動画を見せた相手は、「友達や知人」56.0%が最多だったが、「FacebookやTwitterなどのSNSへ投稿をした」11.0%、「YouTubeなどの動画配信サイトへのアップロードをした」10.0%という回答もあり、広く多くの人とシェアしていることがわかった。

撮影したダンス動画を自分以外に見せたと答えた78人に、ダンス動画を見せた理由を聞くと、57.7%を占めた「思い出に残したいから」が最も多かった。次いで「ネタとして面白いから」38.5%。ダンスを競技としてではなく、コミュニケーションツールとして踊る人が多くなっているようだ。

ディーエスケイ代表の石原久佳氏は、中高生のダンスについて「今の子どもたちは、生まれたときからダンスミュージックやヒップポップを聴いているし、アニメやテレビ番組でも、主人公たちがみんなで踊るシーンがエンディングになっていたり、目にするものも耳にするものもダンスとつながっています。彼らにとってダンスは特別なことではなく、もはや、ごくごく当たり前のことなんです」とコメント。

今の中高生のダンスの特徴の一つとして、高校のダンス部で踊る「部活ダンス」のような集団ダンスを挙げ、「高校のダンス部は8割以上が女子。女の子はみんなで踊る方が安心感もあるので、集団ダンスが主流になります。また、踊ることで得られる高揚感も、一人より集団の方がさらに増幅されるので、集団で踊るダンスが人気となっているようです」と語っている。

また、電通若者研究部代表の吉田将英氏は、「今の子どもたちは、ダンスで自己表現をし、それをSNSなどで積極的に発信しています」とコメント。その理由を「義務教育でダンスが必修化されたことで、ダンスで感情表現・自己表現をすることへの心理的なハードルが下げられ、さらに、SNSや動画共有メディアなどのデジタルツールの発達により、自分の感情や表現を自己発信することへの物理的なハードルが下げられたからではないか」と述べている。

コミュニケーションツールとして「ダンス」を踊る高校生が増加

《美坂柚木@CycleStyle》

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