東京都立高校入試、英語「話す」検査導入へ…H31年度以降

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東京都立高等学校入学者選抜英語検査改善検討委員会 報告書
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 東京都教育委員会は平成29年12月14日、東京都立高等学校入学者選抜英語検査改善検討委員会報告書を公表した。平成31年度以降の都立高校入試の英語検査で「話すこと(スピーキング)」を含めた4技能を測定すべきだと提言している。実施には民間の資格・検定試験実施団体との連携が見込まれる。

 現在の都立高校入試の英語検査では、4技能のうち「聞くこと」「読むこと」「書くこと」について検査が実施されている。一方で「話すこと」についての検査は実施されていない。

 東京都教育委員会では、グローバル社会を切り拓き、国内外で活躍する人材の育成を進めるため、平成25年6月に「東京都英語教育戦略会議」を設置して検討を重ね、平成28年9月に報告書として取りまとめた。東京都英語教育戦略会議報告書で、都立高校入試の英語検査で「『話すこと』を含めた4技能を測る入試の実施方法の工夫について前向きに検討すべきである」との提言を受け、平成29年7月に検討委員会が設置され、さまざまな視点から検討を行ってきた。その結果を東京都立高等学校入学者選抜英語検査改善検討委員会報告書としてまとめた。

 中学校で学習した「聞くこと」「話すこと」「読むこと」「書くこと」の4技能が高校入試で評価されることにより、中学校の教員が授業を改善・充実させることにつながっていくと期待できることなどから、報告書では「話すこと」を含めた4技能の評価を行うべきであるとした。

 しかし、従来の学力検査日程で「話すこと」の検査を実施することは、採点者と採点時間を確保するうえでも困難であると想定される。「話すこと」の検査を導入するにあたっては、民間の資格・検定試験実施団体の知見を活用することが有効であるとし、東京都教育委員会と民間の資格・検定試験実施団体とが連携できる体制を構築する。また、活用する試験は一本化することが望ましいとしている。

 今後は、平成30年度に具体的検討と検討事項公表し、平成31年度以降にプレテスト、一部実施、拡大実施を予定している。
《工藤めぐみ》

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