筑波大・落合陽一氏、研究資金をクラウドファンディングで受付

 筑波大学准教授・学長補佐の落合陽一氏は2018年2月21日、クラウドファンディングサービス「Readyfor(レディーフォー)」で研究資金の寄附受付をスタートした。

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デジタルネイチャー「計算機的多様性」の世界へ 落合陽一氏(筑波大准教授・学長補佐)
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 筑波大学准教授・学長補佐の落合陽一氏は2018年2月21日、クラウドファンディングサービス「Readyfor(レディーフォー)」で研究資金の寄附受付をスタートした。通常の「円」での寄附に加え、ビットコインでの寄附も受け付ける。

 Readyforを運営するREADYFORによると、ビットコインなどの仮想通貨での寄附を受け付けるのは日本初の取組み。ビットコインを利用したクラウドファンディングサービス「fundFlyer」を通じて受け取ったビットコインは円に転換され、筑波大学に入金される予定。

 募集中のプロジェクトタイトルは、落合陽一氏による「デジタルネイチャー『計算機的多様性』の世界へ」。落合氏によると、学部生が自由に使える研究環境を整備することは「大学にとって難しい課題」である。そこで、目標金額は、IoTやAIなどの浸透による「デジタルネイチャー」時代に不可欠だという、機械学習のための環境構築や3Dプリンターによる造形設備の整備に充て、学部生が自由に使用できる機材や研究教育環境を整える予定。

 募集期間は2018年2月21日から4月27日午後11時まで。目標金額は1,500万円。寄附型が「All or nothing」形式のため、目標金額以上が集まった場合に成立する。寄附金額に応じ、落合陽一研究室の見学や研究実験研究室オフ会への参加、落合氏による出張講演会などを依頼できる。

 プロジェクト詳細はReadyforで確認できる。2月22日午後1時時点の寄付総額は225万円。
《佐藤亜希》

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