高等学校学習指導要領、解説と比較対照表を公表…文科省

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高等学校学習指導要領解説
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 文部科学省は平成30年7月17日、「高等学校学習指導要領解説」と「高等学校学習指導要領 比較対照表」をWebサイトに公表した。「理数探究基礎」「理数探究」「日本史探究」「世界史探究」「地理探究」の新設など、改訂の要点やねらいなどをまとめている。

高等学校学習指導要領解説



 「高等学校学習指導要領解説」は、「総則編」をはじめ教科科目や分野ごとに22編で構成されている。どの解説ともPDFファイルで公開されており、文部科学省Webサイト内「学習指導要領『生きる力』」から閲覧できる。

数学



 高等学校学習指導要領解説の「数学編・理数(主として専門学科において開設される教科)編」によると、高等学校数学科では6科目編成のうち「数学活用」を廃止して「数学C」を新設する。廃止理由のひとつには、実際に履修した生徒があまり多くなかったことがあげられている。同時に、これまでの「数学活用」のねらいを含む「理数探究基礎」「理数探究」が新設されることから、数学科の科目編成は「数学I」「数学II」「数学III」「数学A」「数学B」「数学C」の6科目へ移行する。

地理歴史・公民



 「地理歴史編」では、地理歴史科改訂の要点として、科目構成の見直しについて解説している。共通必履修科目として「歴史総合」「地理総合」を設置し、選択履修科目として「日本史探究」「世界史探究」「地理探究」を設置するとし、そのねらいや位置付けなどをまとめている。

 「公民編」では、高等教育における道徳教育としての「人間の在り方生き方」に関する必修科目「公共」が新設される。解説では、道徳教育の推進をおもに担当する教師「道徳教育推進教師」を中心に、全教師が協力して道徳教育を展開するよう求めている。必修年度は入学年次もしくは次年次の2か年のうち。

外国語・英語



 「外国語編・英語編」では、「聞くこと」「読むこと」「話すこと(やり取り)」「話すこと(発表)」「書くこと」という5つの領域を総合的に扱うことを一層重視するため、必履修科目「英語コミュニケーションI」、さらなる総合的な英語力の向上を図るための選択科目「英語コミュニケーションII」「英語コミュニケーションIII」、英語によるスピーチやプレゼンテーションなど「話すこと」「書くこと」を中心に扱う選択科目「論理・表現」を新設する。解説では、取り扱う内容や語数なども取り上げている。

情報



 このほか、各学科に共通する教科「情報」は、科目編成を変更し、「社会と情報」「情報の科学」から情報と情報技術を適切かつ効果的に活用し、情報社会に主体的に参画するための資質・能力を育成する「情報I」と「情報II」へ移行する。これまでは「社会と情報」「情報の科学」から1科目選択履修だったところ、今後は「情報I」が共通必履修科目として位置づけられる。「情報I」の内容には、情報セキュリティの重要性や情報モラルについて理解する「情報社会の問題解決」やプログラミング・シミュレーションによって問題を発見、解決する活動から学ぶ「コンピュータとプログラミング」が含まれている。

高等学校学習指導要領 比較対照表



 「高等学校学習指導要領 比較対照表」は「総則」「国語」など16編で構成されている。平成21年告示の高等学校学習指導要領と比較する形で、平成30年告示の改訂版で新たに盛り込まれた内容や記述の変更などを確認できる。ファイルはすべてPDF形式で公開されている。
《奥山直美》

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