広島三原市と5企業・団体「プログラミング教育推進協議会」発足

 広島県三原市、RoFReC、シャープら6団体は2018年8月2日、三原地域において児童生徒および地域住民がICT、IoTを楽しく学び地域の発展を目指すことを目的に「MIHARAプログラミング教育推進協議会」を発足した。総務省「地域におけるIoTの学び推進事業」実証事業採択事業。

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 広島県三原市、RoFReC、シャープら6団体は2018年8月2日、三原地域において児童生徒および地域住民がプログラミングなどのICT、IoTを楽しく学び合い、地域の発展を目指すことを目的に「MIHARAプログラミング教育推進協議会」を発足した。総務省の「地域におけるIoTの学び推進事業」実証事業にも採択されている。

 「MIHARAプログラミング教育推進協議会」は、三原地域においてすべての子どもたちがICTやIoTなどのテクノロジーを通して、楽しみながら未来を切り開く力を身に付けられる環境を創造することを目的に設立されたもの。

 参加企業・団体は、広島県三原市RoFReCエムセックシャープタケウチ建設三原商栄会連合会の6団体。総務省が2018年度より新たに実施する「地域におけるIoTの学び推進事業」の実証事業に中国地方で唯一採択されており、発足以後は総務省事業を推進するとともに、次年度以降も発展的に継続できる仕組みづくりに取り組むという。

 実証事業の実施期間は8月から12月。期間中、市内企業や市民団体、大学などの協力を得て、プログラミング教育を行う地域の指導者(メンター)の育成を実施。20名程を公募し、計4回の研修会と小中学生への指導を通じて地域で活動できるプログラミングメンターを育成する。また、小中学生向けの講座も複数回開催予定。第1回講座は、8月26日に「アクションセンターミハラ」にて40名程度を対象に実施。シャープ製「ロボホン」を使ったプログラミングに挑戦する。

 さらに12月には、地域の小中学生とメンター、市内企業が連携・協力し、プログラミングした「ロボホン」複数台を三原市内の飲食店やホテル受付などに設置し、商店街への集客や回遊効果を検証する約1週間のイベント「プログラミングワンダーランド(仮称)」も開催予定。実際にICT、IoTを使って商店街のにぎわい創出に寄与する実証事業を通じて、三原発プログラミング教育の学びモデルを確立することもねらいとしている。

 各企業・団体の役割は、三原市が各連携機関との調整および広報。RoFReCが代表団体として事業のプロジェクトマネジメントや講座企画、カリキュラム作成。エムセックが三原市内のコミュニティースペース・アクションセンターミハラを拠点としたコミュニティー形成の支援。シャープが「ロボホン」の技術サポート。タケウチ建設が次年度以降の継続に向けた支援。三原商栄会連合会が「ロボホン」を設置する店舗の選定など。それぞれの役割を担いながら三原市全体をあげてプログラミング教育の仕組みづくりに挑む。
《畑山望》

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