2018年司法試験 法科大学院別<合格者数・合格率>1位はともに京大

 法務省が2018年(平成30年)9月11日に発表した「平成30年司法試験の結果」によると、最終合格者数は1,525人で、前年より18人減少。2006年の新試験開始以降、受験者数も合格者数ももっとも少なかった。

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司法試験 法科大学院別<合格者数・合格率>の推移
  • 司法試験 法科大学院別<合格者数・合格率>の推移
  • 司法試験 法科大学院別<合格者数・合格率>2008年と2018年の比較
 法務省が2018年(平成30年)9月11日に発表した「平成30年司法試験の結果」によると、最終合格者数は1,525人で、前年より18人減少。2006年の新試験開始以降、受験者数も合格者数ももっとも少なかった。受験者数5,238人に対する合格率は29.11%、男女別合格者数は男性1,150人、女性375人だった。

 法科大学院については、文部科学省が公的支援見直し強化策などの改革を進めており、2011年度より学生募集停止や廃止が相次いでいる。ピーク時には74校あった法科大学院だが、2018年度に学生募集を実施したのは39校にとどまった。さらに2019年度からの募集停止を表明する法科大学院も出てきている。

 2018年度の司法試験に出願者がいた法科大学院73校のうち、最終合格者数ゼロはいずれも募集停止している9校。2桁以上の合格者を出したのは25校にとどまり、3桁は合格者数上位常連の京都大学、東京大学、慶應義塾大学、早稲田大学、中央大学の5校のみだった。

 この5校の過去5年間(2014年~2018年)と10年前の2008年の受験者数・合格者数・合格率を表にまとめた。表中で、年ごとにもっとも人数が多い、もしくは合格率が高い大学の数字を赤で示した。

 10年前の2008年には合格者数1位は早稲田大学、合格率1位は慶應大学と私立優勢であったが、2018年はいずれも京都大学が1位で、東京大学が2位と国立優勢に変わっている。また2008年は慶應大学、東京大学、早稲田大学で合格率が50%を超えていたが、2018年に50%以上が合格したのは京都大学のみだった。

 京都大学は、今年初めて合格者数1位になったことが話題になっていたが、過去5年間の合格率を見ると、2016年に1%差で東京大学に続く2位となったものの、その他では1位だったことがわかる。

 また、人数は少ないものの、愛知大学(合格者数8人・合格率62%)、神戸大学(同51人・40%)、大阪大学(50人・38%)の合格率も高かった。

10年前との合格者数・合格率 比較


2008年の合格者数


1 東京大学 法科大学院 200人
2 中央大学 法科大学院 196人
3 慶應義塾大学 法科大学院 165人
4 早稲田大学 法科大学院 130人
5 京都大学 法科大学院 100人

2008年の合格率


1 慶應義塾大学 法科大学院 57%
2 中央大学 法科大学院 56%
3 東京大学 法科大学院 55%
4 京都大学 法科大学院 41%
5 早稲田大学 法科大学院 38%

2018年の合格者数


1 京都大学 法科大学院 128人
2 東京大学 法科大学院 121人
3 慶應義塾大学 法科大学院 118人
4 早稲田大学 法科大学院 110人
5 中央大学 法科大学院 101人

2018年の合格率


1 京都大学 法科大学院 59%
2 東京大学 法科大学院 48%
3 慶應義塾大学 法科大学院 39%
4 早稲田大学 法科大学院 37%
5 中央大学 法科大学院 23%
《綾瀬しづか》

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