昭和大学、医学部の不正入試を公表…現役生への加点など

 昭和大学は2018年10月15日、医学部の入学試験において不正が行われていたことを明らかにした。現役と1浪の受験生に加点していたほか、同窓生の親族を優先的に補欠合格させていた。

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 昭和大学は2018年10月15日、医学部の入学試験において不正が行われていたことを明らかにした。現役と1浪の受験生に加点していたほか、同窓生の親族を優先的に補欠合格させていた。

 医学部の不正入試をめぐっては、東京医科大学で発覚後、文部科学省が医学部医学科を置く国公私立大学を対象に緊急調査を実施。追加の訪問調査により、複数の大学で男女や浪人年数などで取扱いに差を設けている事案が判明。今後、医学部医学科を置くすべての大学に訪問調査を行い、10月中に中間報告と各大学に対する注意喚起を行うとし、大学側に再点検や自主的な公表を求めていた

 昭和大学では、医学部の入学試験について、8月の書面調査、9月の訪問調査と聞き取り調査の結果、文部科学省から2点の指摘を受けたことを公表した。1点目は、1次試験(学力試験)合格者に対して行われる2次試験時の高校調査書の評価において、現役受験生と1年浪人受験生に加点していたこと。2点目は、一般選抜II期入学試験において、募集定員20名に加え、補欠者の中から昭和大学同窓子女を優先的に合格させていたこと。

 昭和大学は、医学部入試の不正について「公平、公明性が求められる入学試験に関しまして適切でない運用との指摘を監督官庁より受けましたことは、本学医学部を受験していただきました受験生の皆様、これから受験を検討されています皆様および社会の信頼を損なうものであり、深くお詫び申し上げます」とコメント。

 今回の指摘に従い、2019年度(平成31年度)入試からは、調査書評価項目から現役受験生・1年浪人受験生への加点に関する項目を削除するほか、一般選抜II期入学試験においても募集定員20名のみを合格者にするという。

 今後は、第三者委員会を設置して再調査を実施するとともに今後の対応を協議。不利益を被った受験生に対しても誠実に対応していくと表明している。
《奥山直美》

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